【技術士】二次試験対策最初にやるべきこと!!

技術士

こんにちは、ケンゴです。
この記事は、これから技術士第二次試験の勉強を始めるという方に向けて、最初にやるべきことは何かというテーマでお届けします。

やっと技術士の受験資格得たという方や受験2~3回目で、試験勉強のとっかかりがつかめていないという方はわりと多いんじゃないかと思います。この記事では、以下のような疑問に対して、僕が実際に技術士試験に合格した時の勉強方法を紹介していこうと思います。

想定される疑問
・技術士二次試験の勉強で最初にやることはなに?
・論文を書き始めようと思うけど勉強の始め方がわからない?

僕は、27歳から受験して、技術士二次の筆記試験に6回連続で落ちたことがあります。これは確実なことですが、技術士の二次試験は、口頭試験よりも筆記試験を突破する方が圧倒的に難しいです。

当時の僕の勉強法は、やみくもに思いついたテーマで論文を量産するというものでした。というか、実際には量産しようとして途中で挫折するという全くダメダメな状況でした。今回の記事が同じような連鎖にはまっている人、はまりそうになっている人にとって、少しでも参考になればと思います。

この記事では以下の流れで技術士二次試験の勉強の始め方を解説します。

・はじめに過去問から出題の意図・テーマを整理すること
・論文を書き始める前に回答で伝えたいメッセージを考える
・軽やかに勉強に取り組むためのコツは失敗への恐れを意識しないこと

それでは、上記のテーマで解説していきます。

はじめに過去問から出題の意図・テーマを整理すること

勉強を始めたばかりの方にぜひお勧めしたいのがこれです。またこれは、世の中の全ての試験という試験で使える方法でもあります。言わば、戦に勝つためにはまず敵を知れということですね。

試験を受ける際に、過去問を知ることはとても重要なことなのですが、僕自身も6回落ちるまでそのことに気が付いていませんでした。しかし、7回目の受験では過去問を総ざらいし、キーワード整理して臨んだことで合格することができました。

具体的にいくつか例を挙げてみたいと思います。令和元年度の建設部門の問題を2つほど例として挙げます。

令和元年度Ⅱ-1-1
河川砂防(土堤)について、維持管理の観点からの施設の特徴と維持すべき機能をそれぞれ2つ以上述べよ。また、その特徴と機能を踏まえ、河川堤防(土堤)の維持管理に当たっての技術的留意点を述べよ。

→この問題のテーマを一言に圧縮すると、「堤防の維持管理」となります。

令和元年度Ⅱ-1-4
環境影響評価法に基づく第一種事業の環境アセスメント手続きにおいて、計画立案段階から環境影響評価準備書の作成までの間に事業者が行うべき環境影響評価法上の主要な手続きについて、時系列順に説明せよ。

→この問題のテーマを一言に圧縮すると、「環境影響評価」となります。

例として挙げましたが、河川、砂防及び海岸・海洋と建設環境の分野では、上記のテーマはほとんど毎年のように出題されています。毎年のように出題されているため、勉強しておけばこのテーマの問題は回答できるようになる、と思いませんか?

なお、過去問の確認方法が分からないという方は、日本技術士会のWEBサイトからダウンロードできますので確認してみてください。

上記の要領で、過去問全てをキーワードに圧縮整理して並べてみましょう。恐らく次年度の問題で出題されそうな問題がいくつか絞り込めると思います。

論文を書き始める前に伝えたいメッセージを考える

これはなんだか漠然としていてどういうことなのかイメージしづらいかも知れません。

例えば、技術士試験で論文を書こうとすると、いくつかのパラグラフに分けて書くと思います。こういったパラグラフ毎に何を伝えようとしているのか、考えるということです。もちろん、論文全体として何を伝えたいのかを考えることも重要です。

特に伝えたいことを考える単位は決まっていませんが、論文全体、パラグラフ、項目、一文と大きなものから小さなものまで、全てにメッセージが必要です。

逆に言えば、メッセージがない文章というものは、論文の中には必要ないものと言えます。そういう文章はどんどん削ぎ落としていきましょう。

僕自身がそうだったのですが、論文を書くということがどういうことなのかよく理解してなかったため、当初は思いついたことをただ羅列していっていました。その結果、背景、課題、解決策がそれぞれつながらない論文ができあがり、読み手は「何が言いたいの?」と思わず口に出していたなんじゃないかと思います(笑)。

実際に出題された問題を例に、各パラグラフのメッセージの例を作成してみました。

■令和元年度Ⅲ-1
近年の自然災害は気候変動の影響等により頻発化・激甚化の傾向にあり、国民の生活・経済に欠かせない重要なインフラがその機能を喪失し、国民の生活や経済活動に大きな影響を及ぼす事態が発生している。特に、防災のための重要インフラがその機能を維持することは、自然災害いよる被害を防止・軽減する観点から重要である。
(1)近年の自然災害発生状況を踏まえ、自然災害時に防災のための重要インフラの機能維持を図るために必要と考えられる対策について、技術者としての立場で多面的な課題を抽出し、分析せよ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)解決策に共有して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

上記の出題に対して、(1)~(3)で伝えたいメッセージを考えてみます。

(1)必要と考えらえる対策:重要インフラ(堤防・道路等)の点検
   多面的な課題:
   ・点検人員の不足
   ・財政の不足
   ・点検対象が多すぎる問題
(2)点検人員の不足に対する解決策:
   ・人工知能を活用した点検機器の開発(道路などで既に実用化)
   ・関連機関だけでなく地域住民を巻き込んだ点検システムの構築
   ・計画的かつ確実な点検スケジュールの確立
(3)リスク:要補修箇所の見落としリスク
   対策:目視と人工知能判断のダブルチェックかつCIMを活用した見える化

上記のように、(1)~(3)の回答をリンクさせることが論文作成において重要です。なので、論文を書き始める前に、何を伝えたいのか、各パラグラフはつながっているかをしっかり確認しましょう。

なお余談ですが、僕は、「複数回答せよ」と言われたときに、3点を挙げるようにしています。2点では少ない印象があり、4点は労力と紙面がもったいないと考えています。なんとなく3つあると安心、という漠然としたイメージもあります。

軽やかに勉強に取り組むためのコツは失敗への恐れを意識しないこと

ここまでで、技術士の試験勉強におけるとっかかりの部分を説明してきました。ただ、テクニック的なことはわかってもいざ勉強を始めるという段階になると、なかなか重い腰を上げられないという方は少なくないのではないでしょうか?

僕自身も、筆記試験で6回落ちた経験がありますので、勉強を始めるときのつらさや継続できない気持ちというものはある程度わかっているつもりです。

最後に、勉強に身が入らない理由やモチベーションを維持する方法について少し考えてみたいと思います。

1.勉強に身が入らない理由

その理由は簡単です。完璧な論文を作らなければいけないと考えているからです。それはあなたが完璧主義だからではありません。完璧を求めているからではなく、逆に失敗するのを恐れているからです。

ここでいう失敗とは、「完璧な論文」に仕上げられないことです。

不思議だと思いませんか?

そもそも「完璧な論文」なんて書ける人がいるでしょうか?少し考えればわかりますが、完璧などというものはこの世に存在しません。それなのに、練習においてさえも失敗することを恐れるがあまりに、完璧でなければならないと私達は思い込んでしまう癖があります。

これはきっと、これまで受けてきた教育や家庭でのしつけなどが関係しているのだと僕は思いますが、この話はまた別の機会に記事にしたいと思います。

ここで僕が言いたいことは、完璧なんて求めずに、最初は一文や一行でもいいから、無心になって書き始めればよいということです。一文書き終えたらそこで休憩してもよいと思います。一文でも書いたことが大きな一歩だと、自分を褒めてあげましょう。そして次の日は、二文書けるかも知れませんし、一つのパラグラフを書き終えることができるかも知れません。少しずつ階段を上っていくイメージで勉強を進めてみてはいかがでしょうか。

2.モチベーションを維持する方法

もう一つのコツは、モチベーションを維持、向上させることです。モチベーションは、未来に対するワクワク感がもたらしてくれるものだと僕は考えています。つまり、今回の試験の例でいえば、技術士という資格を取った自分を想像して、その結果得られるものを得た自分を想像することが大切だと思います。

例えば、

・資格手当がもらえる
・名刺に箔が付く
・顧客の信頼が得られる
・より高度なプロジェクトに携わる一歩になる

のようなことです。

もちろん上記のようなことは、とても直接的なことですし、将来の目標は人それぞれ違いますので、いろんなモチベーションがあってよいと思います。大切なことは、周りの人に合わせて個人的な夢や目標を変えること、自分に嘘をつくことがないように気を付けることです。自分が心から望む未来を想像して、ワクワクできることを目標にすることで自然とモチベーションは保たれるんじゃないかと思います。

まとめ

まとめます。
勉強を継続するためのコツは、

・完璧なんて求めずに、最初は一文や一行でもいいから、無心になって書き始めること
・自分が心から望む未来を想像して、ワクワクできることを目標にすること

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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