会社の中で自分よりできる同僚、後輩とかがいて焦っています。
自分ももっとあの人のようになりたい、近づきたいと思って焦っています。
自分がたいして価値のない人間のように思えて肩身が狭いです。
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の内容- 人生に焦りを感じる理由は、大きく2つあります
- 自分の価値を信じることができない
- 人生の目的がわからない
- 自分の価値を信じること、そして人生の終わりを思い描くこと、これらによってあなたはきっと変わり始めます
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
上司に静かに説教されたとき、同僚や後輩が自分を追い越して出世したとき、自分の稼ぎが同世代と比較して少ないとき、人生で焦りを感じる場面はたくさんありますよね。
「あぁ、あの人は人生に悩みなんてないんだろうな」そう考えてしまう人が誰しも一人や二人いるのではないでしょうか。
僕は35歳のときにそんな人生への焦りがピークを迎えました。
でもこれからお伝えすることに気が付いてから、焦りという気持ちとはほとんど無縁になってしまいました。
そもそも他人と比較しようとする気持ちもなくなり、以前の自分からは想像もつかないほど安定した気持ちで毎日を過ごせるようになっています。
この記事では、なぜ人生に焦りを感じるのか、自分を責め続けてしまうメカニズムを説明し、僕が実際にやってきたことをベースに解決方法をお伝えします。
ぜひ最後まで読んでみてください。
1.人生に焦りを感じる2つの理由
人生に焦りを感じる理由は大きく2つあります。
それは、
- 自分の価値が理解できていない
- 人生の目的を見失っている
の2つです。
以下、それぞれ説明しますね。
自分の価値が理解できていない
「自分の価値が理解できていない」というのは、自分の価値を条件付きでしか認識できていないということです。
例えば、
- 会社の仕事が回せない自分は駄目だ
- 同期に比べて自分はできないやつだ
- 友達に比べて成績が悪い自分は駄目なやつだ
- 親の期待に応えられないのがつらい
などです。
それぞれ一見普通のことで、誰もが考えていることのように思えます。
ですが、そもそも「○○ができなければ自分には価値がない」という考え方が歪んでいるということに気が付いていただきたいのです。
僕達人間は、存在していることに価値があります。
でも家庭や学校の教育の中で、勉強ができなければ、運動ができなければ、人よりも秀でたものがなければ、とどんどん条件が付加されていきます。
この概念は、これまで自分には価値がないと思って生きてきた人にとってはすんなりとは受け入れがたいかも知れません。
また、僕自身も自分の価値を信じることができるようになるまで、かなりの時間が必要でした。
でもここは本質的な問題で、もしあなたが自分の価値を信じることができない状態にあるとしたら、ぜひこの原則をあなたの価値観に上書きしていただきたいのです。
この原則がベースになると、とても人生は生きやすくなります。
なお、僕は年間50~100冊の本を読んでいますが、この考え方がとてもわかりやすく言語化されている書籍があります。
それが『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健)です。
この本はアドラー心理学についての本ですが、哲学者と若き青年の会話形式で書かれていて、青年が初めてアドラー心理学を知る人が持つ疑問を哲学者に向けて素直に聞き返します。
とても読みやすい一冊ですが、人生を変えるほどの衝撃を持った一冊でとてもおすすめです。
人生の目的を見失っている
そしてもう一つは「人生の目的を見失っている」ことです。
人生において焦りを感じる理由を考えると、それは人と比較してしまうからです。
そして、なぜ比較してしまうかというと、自分の中に指標を持っていないからですね。
他者との対比でしか自分の価値を測ることができない状態なんです。
- あの人より勉強ができるから自分は価値がある
- あの人より仕事ができないから自分は価値がない
と言った風に、他人と自分を常に比較して、自分の立ち位置を確認しています。
でもよくよく考えてみてください。
人よりもどうなればあなたはOKなのでしょうか。
他人との比較では、実はどこまで行っても心は満たされないはずです。
なぜなら、あなたの人生の目的は別にあるはずだからです。
人生の目的と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、正に、あなたが死ぬときのことを想像してみてください。
どんな死に方をしたいでしょうか。
また、自分の死後、周囲の人に何を言ってもらいたいでしょうか。
その最終的な到達点こそがあなたの人生の目的のはずなんです。
でも、残念ながら普通に生きていると誰もそんなことは教えてくれません。
- いい中学校に行くこと
- いい高校に入ること
- いい大学に進学し、大企業に就職すること
なんとなくこういったレールの上を歩き、気が付くと自分が何を目指していたのかもわからなくなってしまいます。
人生の目的についてわかりやすく教えてくれる良書があります。
世界中で大ベストセラーとなっている自己啓発書『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)です。
この本には人生を生きる上での原則が著されています。
- 主体的に生きる
- 終わりを思い描くことから始める
- 重要事項を優先する
これらは個々人が人との係りや物事に取り組む姿勢の原則です。
上の3つは個人的な習慣であり、残り3つが他人との係わり方、最後の1つはこれらを続けることとされています。
言葉では言い表しにくいのですが、この本を読むことで、世界はよりクリアに見えるようになります。
一貫性のない自分、人間関係に悩まされる自分、そんな自分にうんざりしてしまっているときは、ぜひこの本を読んでみてください。
2.僕が焦りを感じなくなるまでにかかった時間
僕は35歳のときに会社の上司との人間関係をきっかけに、うつ状態になり会社を休職した経験があります。
厳密には、心療内科で適応障害と診断されていました。
当時の僕にとって、会社を休職することは、正に自分の価値を貶めることであり、まるで世界の終わりかのように気持ちは沈みこんでいました。
しかし、この経験があったからこそ、マインドが変化するきっかけを得ることができました。
そして最初に読んだ本が、先ほどご紹介した『7つの習慣』です。
とは言え、初めはあまり理解できず、僕も急激に変化したわけではありませんでした。
それでも、無理やりにでも自分の人生の終わりを思い描き、そこに向かって歩くことを決心し、この6年間を歩んできました。
自分の人生の目的に近づくために副業・ビジネスに取り組み始め、多くの経営者の方に会い、たくさんの刺激を受けました。
6年経った今、35歳の自分からは想像もしていなかった自分に変わりました。
ただ、この変化は常に途上であり、これからも多くを経験し、僕は変化していきます。
新しいことを怖れず、人生の終わりに「やりきった」と胸を張れる自分でいたい。
僕はそう思いながら今を生きています。
3.まとめ
人生に焦りを感じることは、生きる上でとても辛い気持ちになります。
ですが、自分の価値を信じること、そして人生の終わりを思い描くこと、これらによってあなたはきっと変わり始めます。
人は変われます。
僕は変わることができました。
あなたもきっと変わることができます。
この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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