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適応障害の原因や治療法を解説!【半年ほどストレスの原因から距離を置く】

悩む人

会社勤めをしていますが、どうしても仕事に集中できなくなり診療内科を受診したところ、適応障害と診断されました。

適応障害はどうすれば治るでしょうか?

治し方があれば教えてください。

今回はこんな疑問にお答えします。

この記事の内容
  • ストレスの原因から半年ほど距離を置く
  • 根本的な治療法として他責思考を止めること
  • ありのままの自分を受け容れること
ちょっと自己紹介
  • 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
  • それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
  • それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
  • 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています

僕自身、35歳のときに適応障害と診断され、半年間会社を休職した経験があります。

直接的なきっかけは上司との人間関係にありましたが、根本的には僕の真面目過ぎる性格が原因でした。

適応障害になると、まずはストレスの原因から距離を置くことをお勧めします。

一方で、同じことを繰り返さないためにも、根本的な原因を知り、その解決を目指すこともお勧めします。

この記事では、適応障害の原因や治療法、根治のための解決策をお伝えします。

1.適応障害の原因

適応障害の原因としては次のようなものが挙げられます。

  • 人と自分を比較して自分を無価値と評価する
  • 上司や同僚の言葉を受けて、自分を責める
  • 自分の本当の気持ちを伝えず抑圧する
  • 睡眠など体を休めることが不足する

人と自分を比較して自分を無価値と評価する

僕達は、幼少期から家庭や学校で模範となるべき人間像を教えられて育ちます。

その結果、その模範的な人間像から外れることに対して非常にストレスを感じる大人になります。

自分自身の本来の価値を信じていないため、どうしても他人との比較によってしか自分の価値を認められなくなります。

ある程度自分の優越感を満たせる状況であれば問題ありませんが、自分よりも能力やスキルに秀でた人が現れると、途端に自分が無価値に思えてしまいます。

そうして自分を無価値と思い込むことでストレスを抱えてしまうケースがあります。

上司や同僚の言葉を受けて自分を責める

上で書いたように、僕達は、小さいころから受けてきた教育によって自分軸による自己評価ではなく、他人との比較による相対評価が頭に沁み込んでいます。

上司から叱責されたり、同僚から馬鹿にされたりすると、自分は無価値な人間なんじゃないかと思い、自分を責めてしまう人がいます。

僕が適応障害になったときもこのケースでした。

上司の言葉を受けて、自分の価値は毎日のように削り取られていくような感覚です。

毎日続けている、だんだん仕事どころではなくなっていき、どうしようも無くなった時点で心療内科を受診しました。

普段から自分を責める傾向にある人は、適応障害にかかりやすいと言えます。

自分の本当の気持ちを伝えず抑圧する

自分の本当の気持ちを伝えると嫌われてしまうんじゃないか、見放されてしまうんじゃないか、そう考えると怖くて自分の気持ちをアウトプットできなくなる人がいます。

大なり小なり、誰しもが人に気を遣う気持ちを持ち合わせていますが、これがあまりにも強いと自分の気持ちを抑圧する状態が続き、ストレス過多になってしまいます。

気持ちを抑圧してしまうのは、自信がないからです。

『嫌われる勇気』には、なぜ抑圧してしまうのか、その根本的な要因が記載されています。

『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著)

もしあなたが、普段から自分を抑圧する傾向にあるとしたら、この本に解決策を求めることができますので、ぜひ一度読んでみてください。

睡眠など体を休めることが不足する

最後の一つとして、単純に睡眠不足、休息不足があります。

疲れが溜まっていくと、正常な判断能力が失われていくため、ストレスを溜めやすくなります。

まずはしっかり体を休めましょう。

ただ、休もうとしても頭の中が仕事のことでいっぱいだったり、ストレスの原因から離れられなければ心も体も休まりません。

この状態にある人は、黄色信号です。

早めに心療内科を受診しましょう。

2.適応障害が治るまでの期間

これは僕の経験によるところが大きいですが、半年間が目安だと思います。

まずはストレスの原因に対して距離を置く必要があります。

上司との人間関係がストレスの原因であるならば、会社を休むか上司を替えてもらいましょう。

なお僕の場合は、半年間休職することでなんとか快復しました。

休職開始から5ヵ月ほどは何もやる気が湧かず、家でぼーっとしていました。

最初は2ヵ月休む程度のつもりでしたが、3ヵ月目に入ってもあまり変化がなかったため、2ヵ月間延長し、さらに5ヵ月目も2ヵ月延長し、という具合に、結果的に6ヶ月間の休職となりました。

最後の6ヵ月目に入ると、だんだんと怒りが湧いてきました。

「どうして自分がこんな目に遭わなければいけないんだ」と。

自分の感情が戻ってくるところあたりが快復の兆しです。

3.根本的な解決策①他責思考を止める

上で快復の期間について解説しましたが、根本的な心のあり方を変えなければ、結局は同じことの繰り返しになります。

そのための解決策としてまず意識していただきたいのは、他責思考を止めることです。

「別に人のせいにしてない」と思われるかも知れません。

でも自分を責めて苦しくなるのは、自分を変えようとせず、相手が変わることを期待しつつその期待がいつも裏切られていて、ストレスになるからです。

あなたが今適応障害であったり、それに準ずる状態にあるとしたら、あなたは知らず知らずの間に「自分は悪くない」「悪いのは相手だ」「変わるべきなのは相手の方だ」と考えています。

ですが、まず認めなくてはいけないのは、相手を変えることはできない、ということです。

ですので、いつでも変えるべきは自分なんです。

相手に何かを期待するのが他責思考、自分を変えようとするのが自責思考です。

4.根本的な解決策②ありのままの自分を受け容れる

そしてさらに重要なのが、ありのままの自分を受け容れるということです。

先ほど「相手に期待している」と書きましたが、人に何かを言われて自分を責める人は、心のどこかで「自分はこんなものじゃない」「こんなのは自分じゃない」と思っていて、ありのままの今の自分を認めていません。

そうではなく、まずは今の自分をありのまま受け容れてください。

これは自分に対する諦めとは違います。

諦めるのではなく、今の自分を認めて、そこから何を変えていくのかを考えるべきだということです。

人と比べる相対評価ではなく、自分で自分を認める絶対評価をしてください。

ありのままの自分を受け容れることができれば、周囲の言葉はただの雑音に変わります。

それほどに自分の心のあり方を変えるというのは大きなことなのです。

先ほど『嫌われる勇気』を紹介しましたが、あり方を変えるのにもう一冊良書がありますのでご紹介します。

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)

もしまだ読んだことがなければ、ぜひ一度読んでみてください。

あなたの人生を大きく変えることができますよ。

5.まとめ

メンタルの強さは、ありのままの自分を受け容れることができるかどうかです。

人の評価で生きる相対評価ではなく、自分の今を認めて絶対評価をしてください。

以下の2冊は非常に良書ですので、まだ読んだことないという方は、ぜひ一度手に取ってみてください。

『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著)

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)

この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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