会社辞めて起業したいのですが、何日前に辞めることを伝えればよいでしょうか?
今回はこんなお悩みにお答えします。
この記事の内容- 法律上は2週間前に会社に伝えれば問題ありませんが、就業規則も確認が必要です
- 僕の会社では、就業規則で1ヵ月前までに伝えること、とされていました
- また、退職後起業したいという方はまた別の考え方をすることをお勧めします
- 人間関係におけるあなたの態度は、いずれは自分自身に返ってきます
- そこを見極めて伝える時期を考えましょう
- 2019年から副業をスタートして5年間いろいろなことを経験しました
- その中で学んだ一番大きなことは、他社に貢献することでいずれ自分に利益が回ってくるということです
- その考えに立ち、僕が会社に辞めることを伝えたのは3ヵ月前でした
会社に辞めることを伝えると、その後辞めるまでの間針のむしろのように同僚や上司から辞める理由とか次にどこに行くのかを問い質されるので、できるだけ直前で伝えたいと思いますよね。
でも一方で会社のことを考えることのメリットも考えてみてはいかがでしょうか。
この記事では、僕が会社を辞めるときに何を考えて、いつ辞意を伝えたのかをお話します。
1.法律上の定め
法律上は、民法に以下のように定められた条項があり、辞意を伝えてから2週間の期間が設けられることが定められています。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
明治二十九年法律第八十九号 民法
しかしこれはあくまで民法であって、会社の就業規則では異なることが多いです。
例えば僕がいた会社では、1ヵ月前には伝えることとされていました。
その理由は、急に辞められると引継ぎの時間がとれないため、残された人があなたの業務をうまくコントロールできずお客様などに迷惑がかかってしまうためです。
2.いつ伝えるのがよいか
僕は、1ヵ月前に伝えるのは最低ラインだと考えました。
- 業務の引継ぎ
- 自分の身の周りの荷物の整理
- 退職後の準備(健康保険や失業手当などの手続きを含む)
- お世話になった関係者への挨拶
これらの時間と、さらに上司や同僚との対話の時間まで考慮して、僕は3ヵ月という余裕を作ることにしました。
2024年1月上旬に伝えて3月末に退職しました。
退職日から逆算して1ヵ月から3ヵ月程度まで目安になるのではないかと思います。
3.人間関係を大切にすること
僕は、下記のページでご紹介しているように、いくつかのビジネスコミュニティに参加しています。
中でも、ニーズマッチでは「はじめの一歩」という支部を主催する立場です。
経営者同士の交流の中で痛切に感じたことは、次のようなことです。
- 人と人との関係が次のご縁を作り続けていく
- 自分の粗野な態度は巡り巡って自分の売上として返ってくる
- 他者へ貢献する態度が自分のブランドを作っていく
例えばこうした考え方をする方でも、ビジネスの関係者は大事だけど会社の人はどうでもいい、という考え方に立つことも可能です。
でもそんな自分自身を外側から見ていただきたいんです。
あなたはそのように、人によって態度を変える人を信頼することはできますか?
ビジネスであれ、会社であれ、ご縁を大切にすることは、この先きっとあなたにとってプラスになります。
自分のためになることを考えることはもちろん大切ですが、会社のためを思って行動することもいずれはあなたのためになります。
そんな気持ちで、会社にいつ伝えるかを決めてみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
民法上は2週間前に辞意を伝えればよいことになっていますが、会社には就業規則がありますので、就業規則を守りましょう。
辞意を伝える時期は、就業規則を踏まえた上で、退職までにやるべきことを考えてから決めるとよいでしょう。
退職後、あなたは起業するかもしれませんし、転職するかもしれません。
しかし、今の会社での人間関係をそこで断つことは、きっとあなたにとってプラスではありません。
あなたにとって、会社にとってWin-Winとなる時期を見定めるのが良いのではないでしょうか。
参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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