技術士を何年も受験していますが、筆記試験に合格できる気がしません。
何かコツがあるのでしょうか?
今回はこんなお悩みにお答えします。
この記事の内容- 6回不合格、3回連続合格の両極端な経験をもとに合格に必要なポイントを解説します
- 筆記試験に合格するための勉強を継続するためのコツを解説します
- 技術士に合格すると何が変わるのか!僕の体験からわかったこと
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
技術士という資格は、エンジニアにとって最難関とも言われる資格の一つです。
技術士合格を目指して毎年受験する人の中には、もう何年間も不合格を経験したという方も少なくないのではないでしょうか。
そんな方に向けて、6年間落ち続けた末、3年間連続で筆記試験に合格し、2部門3分野の技術士資格を保有する僕が、筆記試験合格のために重要なポイントをお話します。
1.筆記試験合格のポイント
なぜ不合格続きだったのに急に合格できるようになったのか、合格と不合格の違いを分析してみると次のようなことが分かってきました。
- 過去問を分析する
- 回答を具体的に記述する
- 内容が伝わる見出しをつける
- 主語、述語、目的語を明確にする
過去問を分析する
どんな試験にも言えることですが、過去問は今後の出題傾向を予測するための重要な情報源です。
過去問題をしっかり読み込み、出題者はこの試験で受験者のどんな技術を試しているのか、把握しましょう。
過去の試験でどんなテーマから出題されているのか、把握できれば、次の試験で出題されるテーマについてもある程度予測が立てられるようになります。
僕自身がやったことは、過去の問題文をそれぞれ一単語あるいは二単語などのキーワードにまとめて、一覧表に整理する方法でした。
この一覧表を整理する中で、近年頻出しているテーマや数年おきに出題されるテーマなどがわかってきました。
回答を具体的に記述する
不合格のときと合格のときの再現論文を見比べてみると、正しい言葉、具体的な表現を使用していたことが分かってきました。
正しい言葉というのは、例えば分析、考察、評価の違いや算出と算定の違いなど、日本語には類似の意味を持ちながら少しずつ意味の違う単語があります。
このような言葉の意味を理解して、使い分けることが重要です。
もう一つの具体的な表現とは、例えば人工知能を示すAIという言葉がありますが、文中で使っているAIという言葉が単に機械学習を指すのか、ディープラーニングを指しているのかなどです。
どちらも、私たち受験者が採点者に正しく論文の意図を伝えるためには重要なポイントです。
内容が伝わる見出しをつける
これは、採点者目線に立つと見えてくるポイントです。
皆さんは、見出しに以下のようなタイトルを付けていることはないでしょうか?
- はじめに
- 課題
- 解決策
- おわりに
上記のような見出しは、よく使われますが、その内容は論文を読まないと全く想像すらできません。
そうではなく、各パラグラフで伝えたいメッセージを凝縮してキーワード化したものを見出しのタイトルとしましょう。
採点者は、とにかく膨大な数の論文を読む必要があります。
恐らく、論文で何を伝えたいのか、一目でわからない論文はその時点でかなり不利になると考えられます。
主語、述語、目的語を明確にする
これは、以下のような点に気を付けてください。
- 主語と述語が整合していない
- 何が主語なのかわからない
- 目的語がないため何をどうする、が読み取れない
論文を書くときに、主語と述語は何か、目的語は何か意識してみてください。
特に2つ目ですが、私たち日本人が書く文章は、主語を省略することが非常に多いのですが、論文では、基本的に省略する主語を一人称の「私」のみにしてください。
そうすることで、自分の中でも主語を意識する癖がついてくると思います。
以上で1から4のポイントを解説しましたが、これらはやはり一朝一夕でよくなるものではありません。
普段の言葉遣いやメール文、報告書の文章を書く際に、常に相手にしっかりと自分の意図することが伝わる文章になっているのか確認してみましょう。
その積み重ねが文章力を向上させるコツだと思います。
2.まとめ
技術士の筆記試験合格のポイントを解説しました。
以下の点に注意して勉強してみてください。
- 過去問を分析する
- 回答を具体的に記述する
- 内容が伝わる見出しをつける
- 主語、述語、目的語を明確にする
これらを真面目にやればきっと合格は近づくはずです!
今後の人生の参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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