会社に頼ってばかりではお金の不安は解消できそうにありません。
自分の力でお金を稼げるようになりたいのですが、何から始めればよいでしょうか?
ビジネスを立ち上げるには何から勉強すればよいでしょうか?
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の内容- 自分の得意な分野、好きな分野に力を集中し、不得意なものは他人と協力していくことでビジネスは広がっていきます
- ビジネスを始める前に考えるべきことがあります。それはビジネスの目的です
- ビジネスではまずやってみる、そして失敗から学ぶマインドセットを持つことが重要です
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
僕は2024年3月末で会社を退職し、独立・起業しました。
退職するまで約5年間、副業をしながら多くの失敗や挫折を経験しつつも、直近の2年間は自分のビジネスの方向性が固まり、これで起業したいと思えるようになりました。
昨今では、少子高齢化や国が抱える借金や賃金が上がらない問題、社会保障費が不足するのではないか、年金がもらえないのではないかという社会的課題がいくつも報じられています。
そうした中でなんとか自分の力で収入を増やしたい、収入の柱をいくつか持っておきたい、そう考える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、僕の経験をもとにビジネスを始めるにあたって必要なこと、何から勉強すればよいのか、どのように動けばよいのかをお伝えします。
1.ビジネスの目的
まずはビジネスの目的を決めましょう。
急に「目的」と言われても、何?と思われるでしょうし、その大切さもピンと来ないかもしれません。
ですがビジネスを軌道に乗せる、つまり成功させるために避けられないものがあります。
それは「継続」することです。
ビジネスを始めるとすぐに気付くことになりますが、何をやっても最初はうまくいきません。
それでも同じことを続けていって、しばらくすると急にうまく回り始めます。
ただ多くの人はその前にビジネスを辞めたり、別のことを始めたりします。
一つのことを続けるというのがとても大変なのですが、その「継続」するために必要なものがビジネスの目的というわけです。
大事なことなので最初にお伝えしましたが、目的は簡単に定まるものでもありません。
僕の経験から言って、会社員の経験が長ければ長いほどビジネスの目的、つまり目標を設定することに時間がかかります。
なぜなら、人生の目的を考えながら会社員をしている人は、僕を含めあまり多くないからです。
ですが目的が見つからないことを気に病み、何もせずにいる必要はありません。
目的が見つからなければとにかく動いてみる、やってみる、というのも大切です。
動いてみる、やってみるときに大切なことは、失敗したり挫折したりしても自分を責めないこと、むしろ一歩前に進んだ自分を褒め、受け容れることです。
会社員生活が長いと、これがまたなかなかできません。
ちょっと失敗すると自分はだめな人間だと思ったり、才能がないと言ったりして諦めようとします。
それは非常にもったいないことで、以下の記事で紹介したビジネス書には、失敗した数だけ前進できることや、失敗するからこそ学べるといったことが随所に見てとれます。
ビジネスの目的を考えながら自分は一体どこへ向かいたいのか、何を達成したいのか、社会に対して、周囲の困っている人に対して何を提供していきたいのか、この辺りを明確にしておくことでブレない自分、自分の軸を手に入れることができます。
目的が定まれば、きっとあなたのビジネスは加速していきます。
こんなことを書いている僕自身も、ビジネスの目的を定めるまでに数年が必要でした。
しかしそのおかげで今はブレない自分を確立し、独立・起業をする決心をつけることもできました。
ぜひあなたも自分にとっての目的は何か、考えてみてください。
2.自己分析
ビジネスをうまく回すためには、会社員とは違った考え方で動く必要があります。
その考え方とは、自分の不得意なことを無理して続けようとしないことです。
会社員をしていると、他の人と同じことができないと肩身の狭い思いをすることになりますが、ビジネスではそんなことはありません。
むしろ自分の不得意な部分はどんどん人に任せていける人の方がビジネスを大きくしていくことができます。
そんな自分の得意・不得意を調べるのにもコツがあります。
なかなか自分で考えようとしても自分のことはわからないものです。
下記のウェルスダイナミクスは、人のタイプを無料で4タイプに分類してくれるツールを提供しています。
ウェルスダイナミクスまた有料にはなってしまいますが、4タイプからさらに細分化した8タイプの分類も診断してもらうことができます。
他にもストレングスファインダーというのもありますし、自己分析ツールはいろいろありますのでよかったらお試しください。
ストレングスファインダーhttps://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/254039/strengthsfinder.aspx
最終的に採用するのはあなた自身にしっくりくるものでよいと思いますが、こういったタイプ分析を頭に入れると、自分だけでなく人の得意・不得意もなんとなくわかるようになります。
「あ、この人はこういうタイプか」というのがわかれば、得意なことをお願いし、不得意なことは別の人にお願いする、というように臨機応変に対応することもできるようになります。
人間関係でストレスを抱えないためにも、一度は受けてみるとよいと思います。
3.ビジネスに必要なもの
具体的にビジネスに必要なものは何でしょうか。
知識やスキルも当然必要になってきますが、実はそれ以上に大切なものがあります。
5年間副業をしながら「ここが土台になっているな」と思う3つのポイントをお伝えします。
- マーケティング(ビジネスの基礎)
- マインドセット(貢献の気持ち)
- アウトプットを怖れるな
マーケティング(ビジネスの基礎)
マーケティングという言葉、聞き慣れない言葉ですよね。
端的に言うと、売るための施策全般を指してマーケティングと言います。
どこからがマーケティングかと言うと、実は商品を考える、そして作るところから始まっています。
下記の記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。
マーケティングで考えなければいけないことは膨大にありますが、一番基礎的な部分として商品を作りそして販売するところまでの流れをお伝えします。
- 商品を作る
- 集客する
- 教育する
- 販売する
- リピート
- 顧客から発信
一つ一つをここで説明するには量が膨大過ぎるので割愛しますが、ここで重要なことはトータルで考えるということです。
商品だけ考えてもだめですし、営業だけに自信があるとか人脈だけはあると言う状態ではなく、トータルでビジネスが回るように設計するということを覚えておいてください。
もちろんこれら全てを自分一人でやってもいいですし、それぞれの得意分野を持ち寄ってチームを作ってもよいです。
始まりは一人でも、徐々にチームを形成していくように事業計画を考えてもよいと思います。
とは言えビジネスというのは正解がありません。
全ての計画を完璧に立ててから動きだすのでは遅い場合もあります。
1の目的のところでも紹介しましたが、まずやってみる、まず動いてみるというのも重要なことです。
計画が立てられないから何も始めないということは避けたいですね。
わからないなりに小さな規模から始めていきましょう。
マインドセット(貢献の気持ち)
あとの2つはマインドセットです。
1つめは貢献する気持ちです。
端的に言うと、もらうよりもまず与えよ、というGive & TakeのGiveの精神です。
ほとんどの人は最初にこう言います。
「いや、僕には貢献できるものがないんで」
僕自身も数年前までこう言っていました。
ただこれは大きな勘違いというものです。
ビジネスを始めた頃、自分は会社員なのに、周りは経営者。
周りの人達が一回りも二回りも大きく見えて、まるで自分が何も持っていないかのようでした。
でもそれは、僕がニーズマッチというビジネス交流会で支部を主催するようになって勘違いだったことに気付かされました。
ビジネス交流会というのは、単純に人が集まらなければ成り立ちません。
毎月15人前後は集客する必要があるのですが、例えばビジネス初心者の方であっても、ただこの交流会にゲストとして参加していただくだけで貢献することになります。
そうすると僕もそのゲストさんに対して精一杯おもてなしをしようという気持ちになります。
極端な言い方をすれば、ビジネスの世界は与えたもの勝ちです。
ただ最初はお金や時間が減っていくばかりで、なかなか貢献した成果というのは目に見える形で返ってきません。
ですがそこでGiveを止めてしまうと、本当に何も生み出せずに終わってしまいます。
自分の力を信じ、周りの人を信じ、Giveし続けたなら、きっと驚くほど目の前に開けた世界が見えるようになるはずです。
そして今僕も、多くの方に支えられていることを実感しながら、仕事も売上も伸びてきています。
貢献し続けることができるかどうかは、ビジネスがうまくいくかどうかの分かれ目と言えます。
アウトプットを怖れるな
そしてもう1つはアウトプットすること。
アウトプットというのは、要は実践するということです。
あなたはこれからいろいろなセミナーに参加したり、教材を購入したり、あるいは本を読んだりして多くのインプットをしていくことと思います。
ですが、そうして学んだことを実行に移すことに少なからず抵抗を覚えるはずです。
なぜかというと、今までの常識とは違う、今までやったことのないことをやろうとしているからです。
インプットしたことに対して、「いや、ちょっと違うんじゃないかな」「結果につながらなかったら時間がもったいないな」「使えるお金は限られているし」「周りの人に馬鹿にされるかも」やらない理由はいくらでも挙げられます。
でもこれらを怖れて何もしなければ何も変わりません。
1の目的のところで書きましたが、失敗しなければ成長もありません。
そして実際のところ、経営者の視点から見れば、むしろ勉強するだけでアウトプットしない人からは少しずつ人が離れていきます。
会社員の仲間から見れば、今までと違うことを始めたあなたは嘲笑の対象かも知れません。
でもあなたが目標とした、ビジネスによって得られる理想の未来は、勇気を出してアウトプットすることでしか手に入れることができません。
マーケティングの知識はとても大切なのですが、知識をいくらつけてもアウトプットしなければ意味がないと断言します。
ぜひ学んだことを実践する癖をつけてください。
そうすると、きっと理想の未来にたどり着くことができますよ。
4.ビジネスを学べるゲーム【THINGi】(シンギ)
これからビジネスを始めたい、そんな方にぴったりのボードゲームがあります。
THINGiは、遊びながらビジネスを疑似体験できるボードゲームです。
開発者は、株式会社クラウドクリエイションズの石原佳史子さん、通称えんまりさんです。
THINGi自体は、サイコロを振ってマスを進み、止まったマスでビジネスに必要な思考力やビジネススキルを入手するワークを行います。
THINGiの面白い点の1つは、以下のようにビジネスに必要なスキルが5つに分類され、定義されているところです。
シンプルにすることで、とてもわかりやすいゲームとなっています。
また、1日に使える時間と起業することで稼ぐことのできるお金の関係など、自分がいつまでに何を目指すのかが明確になる仕様となっています。
もちろん初心者の方にこそお勧めしたいゲームですが、既にビジネスをされている方が遊んでも学べることが多いゲームだと思います。
私はこのTHINGiのゲーム会を主催するファシリテーターとしても活動しています。
THINGiについては、こちらの記事で詳細を説明していますので、ぜひ併せてご覧ください。
きっとあなたのビジネスのはじめの一歩となります。
ご興味を持っていただけましたら、こちらからお問合せください。
5.まとめ
ビジネスを始めるには、ビジネスによってどこに到達したいのか、目的、目標、ゴールが必要になります。
目的がないというのは、目的地を決めずに旅行に出かけるのと同じことなのです。
ただ、目的がないからと言って何もせずにいる必要もありません。
まずやってみるというマインドセットも大切です。
またビジネスをする上で、自己分析をしておくと人間関係において臨機応変に対応できるようになります。
自分の不得意なところに時間をかけずに済むのも自己分析の良い点です。
ビジネスに必要なこととして、この記事では以下の3点をご紹介しました。
- マーケティング(ビジネスの基礎)
- マインドセット(貢献の気持ち)
- アウトプットを怖れるな
ぜひあなたもビジネスへの第一歩を踏み出してください。
この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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