こんにちは、kengoです。
子供が勉強をしない、子供が宿題をしない、子供の将来が不安、そんなとき、私達親はどう接するべきなのでしょうか。
僕は2024年2月現在41歳で、3人の息子の父親です。
子供達は9才、7才、4才で、小学生と幼稚園児とまだ小さいです。
そして僕の周りにもやはり子供の育て方を悩むお父さんお母さんはちらほらいますし、中には子供の発達障害で悩む親御さんもいらっしゃいます。
今回は、「子供が勉強したくなる方法」というテーマで、どちらかというと勉強ができていた僕自信の経験談を交えながらご紹介したいと思います。
1.子供に関する不安のあれこれ
子供の将来って不安ですよね~(笑)
僕も3人の小さな息子を持つ父親ですので、不安になる親御さんの気持ちはよくわかっているつもりです。
世のお母さんからすれば、言ってもあなた父親でしょ?どれだけ家事・育児やってんの?
そんな声も聞こえてきそうです。
そんな僕の子育て方法に関しては、最後でご紹介しますので今はとりあえずこのまま読み進めていただけたらと思います。
子供に対して不安を覚えるときというのはどんなときですか?
例えば、
- 学校から帰ってきても全く宿題をしない
- 学校の勉強についていけてなさそう
- 学校で友達と遊んでいないのか、学校の話をしない
- そもそも友達いるのかどうか、不安
- 教科書やノートを放り出して、片付けをしない
- 小学生になっても言葉が上手に扱えない
- じっとしていられない
- ときどき奇声をあげる
などなど、挙げればきりがないですよね。
でも、子供がどんな状況にあったとしても、なぜか学校の勉強ができていると親というのはほっとするものです。
2.そもそも勉強が”できる”ってどういうこと?
ではそもそも「勉強ができる」ってどういうことでしょうか?
これ、意外と多くの親御さんが見落としがちな視点ではないでしょうか。
この「できる」っていう言葉、よくつかわれますよね。
- あいつは仕事ができる
- あの子は勉強ができる
- 彼は運動ができる
できるっていう言葉を使いはするものの、その意味まで考えることはありますか?
勉強ができるというのは、学校のテストで良い点をとれるということですよね。
この辺りは人によって若干解釈が違うとは思いますが、この記事では、
勉強ができる=テストで高得点
と考えます。
つまり子供が勉強をできずに悩む親御さんは、子供がテストで高い点数を取れないことを悩んでいるということになります。
3.なぜ子供が勉強をしないと不安なのか?
さて、ではなぜ子供が勉強をできないと不安なのか?
なぜ子供が勉強をしないと不安なのか?
この記事を読んでくださっているのは子を持つお父さん、お母さんだと思いますが、この質問に答えてみてください。
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いかがでしょうか。
言わずもがな、だとは思いますが、勉強をしないと良い高校、良い大学に入れず、良い会社に就職できない。
そう思っていませんか?
僕もそう思います(笑)
学歴社会という言葉がほとんど死語になったとは言え、やはり勉強ができて、良い高校、良い大学に入れる人は、比較的大企業と呼ばれる会社に入り、高い給料を得るようになります。
実は、僕自身も割と勉強ができた方の人間で、そこそこ良い高校、良い大学、そして大企業に就職し、良い給料をもらっています。
ですが、そんな良さげな人生の裏側まで想像できている人は一体どれだけいるでしょうか?
4.勉強ができた僕はその後どうなったのか
僕は小学校、中学校ぐらいまでかなり成績の良い方でした。
高校でやや失速したものの、そこそこの大学を出てもいます。
そのおかげもあり、大企業に就職することもできました。
しかし、35歳のときメンタルを病み、心療内科で適応障害と診断され、半年間休職することになりました。
この辺りの話は、僕のプロフィールにもご紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
で、半年間の休職期間で自分に足りなかったものは何か、なぜメンタルを病むことになったのか、ぼんやりと考えていました。
考えていたと言っても、最初の5ヵ月間は本当にただぼーっと過ごしていただけです。
あまりにも精神に負荷がかかり過ぎて、何もできない、何も考えられない状態になっていたからです。
そして休職して6ヵ月が経った頃、ようやく思考力が戻ってきた感じです。
その時に行き着いた答えは、自分の人生を人任せにしていたということです。
つまり、自分の頭で考えず、会社の言うとおり、上司の言うとおりのことをただこなしていただけだったということに気がついたんです。
小さな頃から比較的勉強ができていた僕は、テストで良い点数がとれることで天狗になり、物事を深く考えたり、自分の将来を考えたりすることなく大人になっていました。
社会に出ると、ほとんどの問題、課題には答えがありません。
人間関係はその最たるものです。
また、テストで良い点数が取れるようになるということは、自分の価値を他者との比較で量ろうとする価値観に誘導します。
他者との比較で、自分の方が上、自分の方が下、そんな風に考えるようになっていたのです。
会社に入り、自分よりも強い上司に出会うと、僕のちっぽけなプライドはズタズタになり、廃人のようになってしまったのです。
さて、ここまで読んで、子供が勉強をできないことをどう感じられるでしょうか。
僕は勉強を必要ないものと言いたいのではなく、勉強することの本質を考えていただきたいなと思っています。
勉強することの本質とは、
答えのない問題、課題を解決に導く思考力を鍛えることではないでしょうか。
ではその思考力はどうすれば身に付くのでしょうか。
5.子供が勉強するようになる方法
「答えのない問題、課題を解決に導く思考力」を子供に身に付けさせる方法には、2つのアプローチがあります。
- 子供のあるがままを受け容れること
- 親である自分自身が勉強する姿勢をみせること
5.1 子供のあるがままを受け容れること
親から見ればどうしても子供は不完全な状態に見えてしまいます。
それはそうです。
30~40年の人生経験を持つ親からすれば、子供は未熟そのものです。
だからこそ子供達は、失敗しながら少しずつ学んでいきます。
僕達親ももともとそうだったはずです。
でもその子供のペースが苛立たしいのです(笑)
「いや、そうじゃなくて、こうでしょ」
ついついそう言いたくなる気持ちもわかります。
ですが例えば、この『7つの習慣』は絶対子育てにも役に立つから読んでみてください。
そう言われてあなたは読みたくなるでしょうか?
そう、読まないんです。
これって、「勉強しなさい」と言われて勉強しない子供と何が違うでしょうか?
人は本来、他人からあれやこれや指示されたり命令されたりすることを嫌います。
「○○しないさい」と言われて素直に従う子供の方が少ないんです。
大人ですらそうなんですから。
そもそも子供が自分の思い通りに動いてくれると思う前提を変えてみませんか?
子供がやっていることを静かに見守ってみてはいかがでしょうか。
子供は、自分が受け入れられていると感じれば、とても安心して心を開き始めます。
実際、我が家の息子達は、勉強しなさいとか宿題しなさいなど、一切言わなくても勝手に読書をしたり、宿題をし始めたりします。
その代わり、任天堂スイッチやYoutubeなんかもやったり観たりしますけどね(笑)
でもそれも彼らを賢くしていると思います。
ゲームをするために字を覚えたり、Youtubeからいろいろな考え方や言葉を学びます。
ぜひ、子供達が何に興味を持っているのか、それをすることで子供達にどんなプラスがあるだろうか、と考えてみてください。
そうすることで子供達は安心し、本当の意味で素直に育ち始めます。
5.2 親である自分自身が勉強する姿勢をみせること
も一つは、親である自分自身が勉強することです。
衝撃的なことに、社会人の勉強時間の平均値は、一週間でたったの7分だと言われています。
全く勉強しない人が96%に上るということですから驚きです。
いきなり結論ですが、親が勉強しないのに子供が勉強するはずがないんです。
どんな子供も、まずお手本にするのは自分の親です。
これは信じようと信じまいと結構ですが、厳然たる事実です。
「だって、社会人には必要ないでしょ?」
そう思った方は、この問いに答えてください。
- あなたは、世界の全てを知っているでしょうか?
- あなた以上に優秀な人は周りにいませんか?
- 会社では役員まで出世しましたか?
いずれか一つでもノーであるならば、勉強する余地があるということではないでしょうか。
以前、6ヵ月の赤ちゃんを育てている後輩と何気ない会話をしていたときに、後輩が次のようなことを言いました。
「子供ってできないことばっかりだからどんどんいろんなことにチャレンジしますよね」
「大人になるとできることが増えていってあまり失敗とかなくなるんで子供ってすごいなって思います」
僕が感じたのはこうです。
「いやいや、できることが増えたんじゃなくて、できないことにチャレンジしなくなるだけだよ」
大人になると、びっくりするぐらいに失敗することに臆病になります。
- 人と違うことをすると笑われるんじゃないか
- 人よりも頭が悪いと思われるんじゃないか
- 失敗するのは嫌だから今までと同じことを続けたい
本当の意味で子供達が勉強したくなるのは、チャレンジするために勉強する親の背中を見るときではないか、と今の僕は考えています。
今僕は比較的大企業に勤めていますが、あと数か月後、何の保証も安定もない個人事業主として独立します。
新しいことにチャレンジする背中を子供達に見てほしいと思っています。
この記事があなたとあなたのお子さんにプラスになることを願っています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。