自分でお金を稼げるようになりたいのですが、何を参考にすればよいでしょうか?
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の内容- 失われた30年と言われる中で、日本の社会は、少子高齢化や1,000兆円を超える国債、政治とカネの問題など、多くの課題を抱えています
- 将来のリスクヘッジを考えると、自分の力でお金を稼ぐスキルを身に付けることが重要視されてきています
- ビジネスを創り、事業を成功させるために必要なものは何でしょうか
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
あなたは自分の力でお金を稼ぎたい、自分のビジネスを立ち上げたい、そう考えたことがあるでしょうか。
今の日本は少子高齢化が進み、国の借金は1,000兆円を超え、年金は期待できず、テレビをつければ政治とカネの問題、そして昨今の物価上昇と円安。
こうした背景から、会社のお給料だけを当てにしていてはまずいと感じる人は少なくないでしょう。
僕は今から6年前に会社の上司との人間関係から心を病み、適応障害と診断され、半年間会社を休職する時期がありました。
当時の僕にとっては、会社にいられなくなるかも知れず、人生のレールを踏み外してしまった瞬間であり、人生において大きな挫折を味わった時期でした。
ですが、その挫折が僕に危機感を取り戻させてくれました。
そこからは徐々に投資、副業、ビジネスにチャレンジし始め、今ではビジネス交流会を自分で主催するようになり、2024年3月末で会社を退職し独立・起業しました。
僕は今も経済やビジネスについて勉強し続けていますが、その際書籍が有効なツールの一つとなっています。
この6年間で読んだ書籍は250冊を超えていますが、ビジネスのことを学べば学ぶほど、ある一つの真理に行き着きました。
僕がこの6年間で学んだビジネスの真理とお勧めの書籍11冊をご紹介します。
1.ビジネスの真理とは
ビジネスとは何か、ビジネスを成功させるために必要なことは何か、必要なスキル・能力は何か、僕がビジネスを始めたのは2019年だったのですが、それ以降もずっと悩み、考え続けてきました。
なぜかというと、新しいことを始めてもうまくいかず別のことを始める、これの繰り返しだったからです。
これまで以下のように多くのビジネスにチャレンジしてきました。
- せどり(転売ビジネス)
- 不動産投資
- ブログアフィリエイト
- 株式投資
- THINGi(ボードゲーム会主催)
- ビジネスコミュニティの運営
- WEBライター
- ビジネスの仕組み作り
THINGiというボードゲームのファシリテーターを始めてから以降、少しずつ波に乗り始め、ビジネス交流会の運営を通じて多くの経営者の方にお会いすることで成長することもできました。
これまで6年間もの間、何度も失敗と挫折を繰り返しながらもビジネスを辞めなかったのは、結局のところ「絶対に成功してやる!」という気持ちがあったからです。
とは言え、やはり気持ちが沈むときもあり、常に気持ちを強く持てていたわけではありません。
今の僕のビジネスは、ビジネスの仕組み作りをクライアントに提供することです。
仕組みというと少し大げさですが、主にWEBを活用した集客の仕組み作りを提供しています。
ここまで歩いてきた中でビジネスを成功させるうえでなくてはならない原則があることに気付きました。
僕はまだ「成功した」と言い切れるところまで来ていませんが、今徐々に結果を出しつつある中で「これがあったからここまでこれた」というものがいくつかあります。
そのビジネスに必要な真理、原則を学ぶことのできる書籍を11冊ご紹介します。
2.豊かな人生を手に入れるマインドセット【11冊のおすすめ書】
私のビジネスの原点となった書籍を11冊紹介します。
7つの習慣
『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)
一冊目は『7つの習慣』です。
この本は、ビジネスに限らず、人生を生きる上での原則が著されています。
1.主体的に生きる
2.終わりを思い描くことから始める
3.重要事項を優先する
これらは個々人が人との係りや物事に取り組む姿勢の原則です。
上の3つは個人的な習慣であり、残り3つが他人との係わり方、最後の1つはこれらを続けることとされています。
言葉では言い表しにくいのですが、この本を読むことで、世界はよりクリアに見えるようになります。
一貫性のない自分、人間関係に悩まされる自分、そんな自分にうんざりしてしまっているときは、ぜひこの本を読んでみてください。
人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッドー
『人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッドー』(ヘイル・ドゥオスキン)
『人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッドー』は過剰なストレスを自ら手放すことについて書かれています。
感情やその感情のもとになっている欲求を手放すことで、負の感情に抑圧される状態から解放されます。
例えば大切な人を失ったあとの深い悲しみや傷つけられたときの大きな怒りも、持ち続けると私達人間にとってストレスになります。
しかしこれらの感情を持ち続けるのも実は私達自身なのです。
このセドナメソッドを理解し、感情や欲求を手放すことができるようになれば、感情や欲求に振り回されることなく、安定し、勇気をもって周囲の出来事を受容できるようになります。
この本を読むことで過剰なストレスとは無縁の人生を手に入れることができるようになります。
難しそうに感じるかも知れませんが、書かれていることはとてもシンプルで、とても読みやすいのでお勧めの一冊です。
嫌われる勇気
『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健)
『嫌われる勇気』には、アドラー心理学の集大成、人の生き方の根本、原則が著されています。
特徴的なのは、一般的に心理学の権威と言われるフロイトやユングの原因論を否定し、目的論を提唱している点です。
原因論とは、トラウマなどを想像するとわかりやすいです。
「家庭環境が○○だったから、犯罪に走った(非行に走った)」などとするのが原因論です。
アドラーの目的論は、「周囲の注目を浴びるために、犯罪に走った(非行に走った)」というように目的があり、そのための行動であるとする考え方です。
また、人にどう思われるか、それは相手の頭の中の話であり、自分の課題ではない、と言います。
つまり、人にどう思われるかは自分には変えようがない、変えられるのはただ一人、自分の捉え方だけだ、ということです。
この本は、ある哲学者と若き青年の会話形式で書かれていて、青年が初めてアドラー心理学を知る人が持つ疑問を哲学者に向けて素直に聞き返します。
とても読みやすい一冊ですが、人生を変えるほど衝撃を受けた一冊です。
ビジョナリーカンパニー2
『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』(ジム・コリンズ)
『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』は、ビジョナリー、つまり偉大な企業について、これらはなぜ成長し続けることができたのか、に関する調査・研究の集大成です。
その研究成果の一つを紹介すると、「誰をバスに乗せるのか、まず人を選び、それから目標を定める」とされています。
ジム・コリンズは、彼とその仲間とともに(調査チームは21人)、株式市場に着目しました。
ずっと平均的な値動きをしていたところ、ある転換点を迎えた後15年のうちに市場平均の3倍以上の価格上昇を達成した企業を対象に、その成長の共通点を調査したのです。
この調査の結果、対象となったのは11社です。
単に著名な企業に目を付けたのではなく、徹底的にデータによって分析した貴重な研究成果が記されています。
とても得るものの大きな一冊となっています。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(ロバート・キヨサキ)
『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズの中でも代表的なタイトルで、シリーズ第2作目です。
こちらの記事でも紹介していますが、キャッシュフロー・クワドラントとは、お金の稼ぎ方を4種類のタイプに分類する考え方です。
第1作目の『金持ち父さん 貧乏父さん』では、キャッシュフローや資産の定義について書かれていますが、この第2作目は具体的なお金の稼ぎ方について書かれています。
お金の稼ぎ方、4つのタイプとは、E:従業員、S:自営業、B:ビジネスオーナー、I:投資家の4タイプです。
お金に関する知識が非常にクリアになる一冊です。
金持ち父さんの起業する前に読む本
『金持ち父さんの起業する前に読む本』(ロバート・キヨサキ)
こちらも金持ち父さんシリーズです。
起業とは何か、著者自身が会社を辞めて起業したときのことなども書かれています。
また、起業家が持っておくべき精神について、使命、チーム、リーダーシップを重視しています。
私がこの本をお勧めする理由は、起業、つまりビジネスを立ち上げるにあたって、「失敗を積み重ねるほど成功に近づく」ということがとてもわかりやすく書かれているからです。
一般的には、失敗はよくないことと考える風潮があります。
特に日本ではそうではないでしょうか(諸外国でも概ね同じようですが)。
例えば、受験の失敗などがそうですね。
でも、何か新しいことを始めるとき、これまでやったことのないことに挑戦するとき、人は失敗しながら学んでいきます。
赤ちゃんが始めて歩くとき、子供が初めて自転車に乗るとき、最初からうまくいくはずがありません。
起業による成功とは、多くの失敗の先にあるものだと、この本が教えてくれました。
思考は現実化する
『思考は現実化する』(ナポレオン・ヒル)
『思考は現実化する』このタイトルだけを読めばそんなはずはない、と言いたくなるかも知れません。
でももちろん、考えたことが現実になるという、それだけのことについて書いてあるわけではなく、現実的な生き方について記された本です。
著者のナポレオン・ヒルは、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに声をかけられ、偉大な成功を収めた著名人の成功理由を20年に渡って追い続けます。
そして成功した人の共通点をひも解いていきます。
彼ら成功した人の共通点とは、願望や信念の部分に根差していました。
そして著者本人も、調査の結果をまとめて発表したことで一躍有名になり大成功を収めることになります。
成功はあなたのマインドセットから始まる、そのことがよくわかる一冊です。
人を動かす
『人を動かす』(D・カーネギー)
『人を動かす』の著者D(デール)・カーネギーは、よく鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーと間違えられますが、別人です。
人を動かす、というと社長が人を動かす、命令のしかた、などと考える方もいらっしゃるかも知れませんが、そういった「動かす」とは全く異なります。
この本も人の生き方の原理・原則を説いた本で、どのような行動が人の心に響くのか、そういう意味で「人を動かす」なのです。
人の立場に身を置く、誠実な関心を寄せる、聞き手に回る、誤りを認める、期待をかける、などどれも当たり前と言えば当たり前です。
当たり前にできている人にとっては何を当たり前なことを、という内容ですが、自分はできていると思っている人にこそお勧めしたい一冊です。
引き寄せの法則
『引き寄せの法則』(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス)
『引き寄せの法則』は、宇宙とか波動と言った聞きなれない言葉が出てきます。
こういった言葉が出てくると、ちょっと怪しいんじゃないかと思うかも知れませんが、そもそも私達の社会で一般的に受け入れられている言説というのは、なぜ信じられているのでしょうか。
学校へ行き、大学へ進み、会社に就職することが良い人生だと言われてきましたが、ではなぜそうやって生きてきたエリート会社員がうつ病に苦しんだり、自殺したりするはめになるのでしょうか。
この本では、願いを宇宙に届ければ、宇宙がその望みを叶えてくれる、ということが紹介されています。
もちろん、その願いを実現させようと行動した結果なのです。
ですが、願いのかけ方にちょっとした工夫が必要です。
この本には、願いを叶えるために必要なことが記されています。
ユダヤ人大富豪の教え
『ユダヤ人大富豪の教え』(本田 健)
『ユダヤ人大富豪の教え』は、ある青年がアメリカを旅していたときに出会ったとある大富豪との会話、彼から受けたレッスンについてまとめるという形式で書かれています。
自分を知り、大好きなことをやる、思考と感情の力を知る、ミリオネア・メンタリティを身に付ける、など人生で成功を手に入れる秘訣が17個に渡り紹介されています。
ビジネスで成功するために必要なことは?
そう聞かれてあなたはなんと答えるでしょうか。
能力、スキル、行動力、いろいろな要素がありますが、この本が教えてくれるのは、まずはマインドセットです。
そしてビジネスとは何か、自分の好きなこととは何か、そうした豊かな人生を手に入れる原則がまとめられています。
Search Inside Your Self
『Search Inside Your Self』(チャディー・メン・タン)
『Search Inside Youself』は、一言で言えば瞑想について書かれた本です。
ですが、瞑想は安定した心を手にするための一番シンプルな方法です。
私達人間は、普段から頭を使い過ぎています。
それでなくても、インターネットが発達し、SNSからの情報も毎日膨大な量を受け取っています。
会社にいけば多くのストレスを受けていますし、もっと言えば、人間関係は大なり小なりストレスをもたらすものです。
マインドフルネスは、これらの思考を一旦ストップし、目を閉じ、自分の呼吸、吐息に集中することで、頭の中を空っぽすることを説いています。
誰でもできることですが、やはりコツはあります。
安定したマインドは、マインドフルネスからです。
3.まとめ
私は、ここで紹介した11冊も含めて、ビジネス関連の書籍をこれまで250冊以上読んできました。
今も常に何かしらの書籍を読み続けています。
今回はマインドセットに関する書籍を中心に、これこそはぜひ読んでいただきたいと思う11冊をご紹介しました。
何冊も何冊も読んでいると、共通点が見えてきます。
そして、ここでお伝えした11冊にも共通する部分がたくさんあります。
このような共通点が見えてくる頃、あなたのマインドは豊かな人生に向けて第一歩を踏み出していることと思います。
この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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