会社辞めて起業したいのですが、どんな状況になれば退職してもやっていけますか?
副業の売上が給料と同じぐらいになったタイミングがよいでしょうか?
今回はこんなお悩みにお答えします。
この記事の内容- 会社を辞めて独立する場合、実際にはベストなタイミングは人によって違う
- お金を軸に考えていると、絶対に辞めるタイミングはやってきません
- 僕は、自分の中で「いける」と感じたときに辞職を伝えました
- 2019年から副業をスタートして5年間いろいろなことを経験しました
- 一番上が9才、3人の子育てもあり、副業の売上は安定しません
- そんな中僕の中である変化があり、2024年3月末での独立を決断しました
僕自身、独立を目指して副業をスタートしましたが、独立には踏み切れずにいました。
その理由は、売上を上げてから、というお金を中心にした考え方のせいでした。
売上がつくれるようになると今度は、給料分を超えてから、売上が安定してから、と条件は厳しくなっていきました。
僕が2024年3月末で独立することを決断できたのは、実は別の理由でした。
この記事では、僕の経験をもとに、会社を辞めるタイミングについてお伝えします。
1.売上をベースに考えることは正しいのか?
会社員から独立・起業する場合、多くの人が独立後の安定を考えます。
だから、独立後も毎月売上が安定して見込める状態にならないと独立はできないと考えます。
もちろん、僕も前はそう考えていました。
でもこの考え方には実は見落としている部分があります。
その見落としを順に説明します。
独立後の安定を期待すること
独立後にお金の面で安定することは実はありません。
独立後に安定した売上を求めることは、お金の安定がない世界に進もうとしているのにお金の安定を求めているのと同じなんです。
これは矛盾していることです。
正しい道を進まなければいけないと思い込むこと
売上が安定したら辞めようという考え方は、正しい道を探しているとも言えます。
「正しい道」というのは、いわゆる一般的な考え方、常識的な考え方です。
あなたやあなたの周りには、恐らく同じ会社員しか経験したことのない人の方が多いのではないでしょうか。
小学校から大学まで、僕達はいい会社に入っていい給料をもらうことをベースにした教育を受けています。
なのでその毎月の安定した給料が正しい道、常識としてインプットされてしまっています。
来月の収入がないことなんて考えられないし、そんな状態で会社を辞めるのなんて許されないというわけです。
でも独立すれば、来月はゼロでも再来月に200万入ってくるなんていう売上は普通にあり得ることです。
毎月安定していなければならないという思い込みは、まず取っ払って考えてみましょう。
置かれている状況は人によって異なること
そしてもう一つ、実は自分が置かれている状況は誰とも違うんですよね。
僕は長年、一生懸命に人よりも上手に、人よりも多く、人よりも高く、と人と自分とを比べてきましたし、独立についても「売上が創れたら」という感じで人と同じ物差しで自分を量ろうとしてきました。
でも人と自分とはどうやっても違います。
得意なコト、積上げてきた経験、家族構成、使える時間などなど。
だから、こうあるべきという人の価値基準を自分に当てはめようとすると自分の中で答えが出せなくなります。
2.僕が決断したタイミング
では僕が会社を辞めて独立することを決断した理由は何だったのか、ですが、それは自分が「行ける」と感じた瞬間でした。
「行ける」というのは、売上が大きくなったとか仕事を紹介してくれる人が現れたとかそういった具体的なものではありません。
どちらかというと、これらが一旦ゼロになったとしても自分のメンタルは折れないと感じた瞬間です。
つまり、自分はゼロからやっていけるし、そのことを楽しめるはずだと思えるようになったんですね。
『実践 引き寄せの法則』(エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス著)にはこんなことが書かれています。
「流れ」に逆らって漕ぐのをやめれば、つまりオールを手放して自然に心地よくリラックスすれば、あなたが既にそうなっているほうへ、あなたが望むすべてへといつも流れ続ける「川」が、願いの実現へと運んでくれる。
『実践 引き寄せの法則』(エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス著)
実は、この引き寄せの法則の一節は後付けですが、当時会社を辞める決断ができた自分を振り返ると、この「流れ」に乗ったような感覚が一番近いなと思ったんです。
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、松下幸之助は、“人間は、90%までは、運命によって決められている”と言っていたそうです。
これは「運命が決まっているから何をしても一緒だ、だから諦めろ」という意味ではなく、何が起きてもそれを受け容れてその先の明るい未来を信じることができる感性を指していたようです。
僕が松下幸之助氏と同じ考えに立っているとまでは言いませんが、この先起こることを受け容れてそれをバネにしてさらに上へ、先へと進んでいける、そう感じたからこそ会社を辞めて先に進もうと感じることができました。
3.まとめ
会社員から独立・起業する場合、多くの人が独立後の安定を考えます。
でもこの考え方には実は見落としている部分があります。
- 独立後の安定を期待すること
- 正しい道に進まなければいけないと思い込むこと
- 置かれている状況は人によって異なること
僕が会社を辞めて独立することを決断した理由は、自分が「行ける」と感じた瞬間でした。
この先起こることを受け容れてそれをバネにしてさらに上へ、先へと進んでいける、そう感じたからこそ会社を辞めて先に進もうと感じることができました。
参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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