特に優れた能力があるわけではないし、特別なスキルを持っているわけでもありません。
私は何を売ればよいでしょうか?商品の作り方を教えてください。
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の内容- 特別な能力やスキルはなくても商品を作ることはできます
- 「自分にできることは何か」だけでなく「周りの人は何に困っているか」を考えてみましょう
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
これから起業したい、または副業を始めたいけど、
- 自分には特別なスキルがない
- 商品やサービスの作り方がわからない
という方に向けて、商品・サービスの作り方を解説します。
商品・サービスの作り方の基本的な部分を簡潔にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.小さなリスクで始める
起業、副業(以降、「ビジネス」で統一します)と一言で言っても、選択肢は星の数ほどあります。
最初に気を付けるべきことは、無用のリスクを負わないことです。
リスクというのは、つまり負債を背負うことです。
ビジネスを大きく二種類に分類すると、
- 初期投資の必要なビジネス
- 初期投資がほとんどかからないビジネス
の二種類に分類できます。
残念ながら全くかからないものはありません。
読書や少額の原材料費、ブログを始めるならサーバーやドメイン費など、多少はかかります。
しかし、初めてのビジネスで店舗を構えたり、大量仕入れをしたりと言った、融資が必要な規模のビジネスをすることはお勧めしません。
最大でも自己資金の範囲内で始めるのがよいでしょう。
最も、ビジネスに慣れていて、何をすれば成功できるのかが分かっているのであれば、融資を引くことや出資を募ることはレバレッジになりますので、選択肢に入れてもよいですが。
2.お勧めは無形商材
初期投資がほとんどかからないビジネスとしては、例えば、
- アフィリエイト
- デザイナー
- ライター
- コンサルティング
- コーチング
などのビジネスが考えられますね。
しかし冒頭でも書きましたが、自分には特別な能力やスキルがないという人は何から始めればよいでしょうか。
3.無形の商品・サービスは何から考える?
起業や副業をするとなったときにほとんどの人は、「自分にできることはなにか」と考えます。
そしてその次に、
- 自分には特別なスキルがない
- やりたいことが見つからない
- まずスキルを身に付けよう
というような思考に入っていきます。
この考え方が全て間違いというわけではないですが、実はこれだけだと片手落ちです。
そもそもの原点に戻って考えてみます。
商品・サービスを販売するとなると、そこにはお客様がいます。
それはそうですよね。お客様に商品を販売してその対価としてお金をいただくわけなので。
つまり、あなたの商品・サービスを必要とするお客様、つまりニーズ、需要のある商品・サービスでなければビジネスとして成り立たないわけです。
お客様のニーズを無視して、自分がやりたいことだけを追求した商品を作っても、ニーズがなければ売る相手がいないということになります。
僕自身も商品を作ってはテストセールスすることを繰り返し、お客様のニーズを少しずつ把握し、今のビジネスに行き着いています。
自分が何をしたいかというのもビジネスを続けていく上でとても重要な要素ではありますが、商品を作る段階にあっては、お客様のニーズ、つまり周りの人が何を必要としているのかに目を向けることが大切です。
4.誰に販売するのかを決める
ニーズを捉えようとしたときに、あなたのお客様は誰なのか、という疑問が出てきます。
そんなの、「買ってくれる人がいればみんなお客様だよ」と言われればそれまでですが、例えば次のような例を考えてみてください。
- 風邪をひいていない健康な人に風邪薬を売ろうとした場合、相手の方は風邪薬を買ってくれるでしょうか?
- ゲームが嫌いだという人にゲーム機を販売することはできるでしょうか?
ちょっと極端な例を挙げましたが、ニーズのない人に対して自分の商品を販売しようとしても時間と労力の無駄です。
商品を作る、つまり商品設計をする場合は、まずどんなお客様のニーズに応えるのかを考える必要があります。
このお客様のイメージをターゲットとか、ペルソナと呼びます。
ターゲットとペルソナも厳密には少し意味が違いますが、そこはちょっと細かすぎるのでまた別の機会に説明します。
ということで、商品を作ろうと思ったとき、まず初めにやるべきことは、お客様を決めることなのです。
最初は慣れないかも知れませんが、実際に商品を考えてみて、自分で販売してみればこの意味がよくわかります。
ニーズのない人に商品は売れないからです。
5.競合他社との違いは創れているか?
お客様が決まって商品を作れたとします。
でも今度は、お客様があなたの商品を選ぶ必要性があるかどうかが問題になります。
簡単に言えば競合他社との差別化ですね。
競合他社の方が実績やスキルの面で優れているという場合は、同じ土俵で闘うのはやはり時間と労力の無駄になります。
自分を選んでもらえる可能性が低いですからね。
なので例えば、
- 競合他社が相手にしていないお客様をターゲットにする
- 競合他社が真似できないことをサービスに加える
ウェブでよいので競合他社を調査して、自分の方が優れている部分を創り出す必要があります。
これをマーケティング用語でUSP(Unique Selling Proposition)と呼びます。
これも非常に大事な概念ですので、ぜひ頭に入れておいてくださいね。
6.まとめ
特別な能力やスキルがあれば、もちろん商品を作りやすいですが、これらを持たなくても、周囲の人の声に耳を傾け、彼らの悩み事を解決する商品を考えることはできます。
ビジネスとは、結局のところ人のお悩み解決だからです。
悩みを解決した御礼にお金をいただくことができるからです。
ぜひ自分のことだけでなく、周囲の人の声に耳を傾けてみてください。
この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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