こんにちは、kengoです。
適応障害ってつらいですよね。
実は私にも経験があります。
6年前に適応障害で半年間会社を休職していました。
ただ、今は立ち直り、5年間の副業期間を経て独立・起業しようとしています。
適応障害で落ち込んだ過去は、今となっては自分を変える最高のきっかけでした。
この記事では、私の経験をもとに、適応障害の症状を和らげる簡単な方法と適応障害になった理由をお伝えします。
もしあなたが今適応障害で苦しんでいるとしたら、このような前向きな記事は読みたくないかもしれません。
ですが、きっとあなたは今人生の岐路に立っています。
挫折は、人生を変えるチャンスです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
1.適応障害になったらこれを試してください
先に断っておきますが、適応障害になるということは、あなたはとても思い込みが強いということです。
過去の私がそうだったから、今あなたが適応障害で苦しんでいるとしたら、その気持ちはよくわかります。
そして、以下でお話する内容を読んでも、すぐには実行に移せない、いや移したくないと思うかもしれません。
なぜなら、思い込みが強すぎて、「こんなのできっこないよ」「やっても意味ないじゃん」と捉えてしまいかねないからです。
正直なところ、そう思ってもらっても構いません。
あなたがこれから変わろうとするのか、それとも全てを人のせいにして変わらない道を選ぶかは、常にあなた次第です。
もう一度言います。
あなた次第です。
このことを踏まえて、以下読み進めていただけたらと思います。
以下の内容を受け入れることができれば、きっとこの先の人生に光が射すはずです。
マインドフルネス(瞑想)
マインドフルネスや瞑想という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
「瞑想」はなんとなくイメージ湧きそうですよね。
マインドフルネスも瞑想と同じことです。
マインドフルネスとは、簡単に言えば何も考えない状態をつくることです。
私達人間は、普段から思考の渦の中に飲み込まれています。
常に思考している状態にいると、頭は疲れてきます。
そしてその思考が不安や焦り、嫉妬、怖れという感情のもとになる人も多くいます。
なので、マインドフルネスでは以下のことをまず試してみていただきたいんです。
- 楽な状態で座る(椅子に腰かけるとよいです)
- 静かに目をつぶる
- 自分の呼吸にだけ意識を集中する
やってみるとわかるのですが、慣れてないと最初はなかなかうまくできません。
でも最初はほんの一呼吸だけでもいいんです。
うまくいかなくても、決して自分を責めないでください。
目をつぶって、自分の呼吸を感じてください。
思考がぐるぐると渦巻く頭の中を一旦空っぽにしましょう。
もしあなたが読書を苦にしない方であれば、以下の書籍に詳しく書かれていますので参考にしてください。
Googleで取り入れられているメンタルトレーニングとして、マインドフルネスがあるそうです。
瞑想についてはもちろん、世界で一番幸せな人など、心の安定について深い知識がつくと思いますのでとてもおすすめの書籍です。
感情を手放す(セドナメソッド)
次はですね、感情を手放す方法をお伝えします。
適応障害だったときの私の心の中はこんな感じでした。
- なんで自分はみんなのようにうまくできないのか
- どうすればもっと優秀な人間になれるのか
- こんなところで休んでていいのか
- あの人達に比べて自分はなんて弱いんだろう
- IQ130とか150とかって人は悩みなんてないんだろうな
- 元気になった未来にタイムスリップしたい
- 復帰できてもまた同じことを繰り返すんじゃないか
- ずっとこんな状態だったらこれからどうしよう
- 会社は自分が戻ってくることなんて望んでないんじゃないか
とにかくネガティブなことしか思いつけないという感じでした。
ネガティブなことを考えているとき、感情はどんな状況でしょうか。
そもそも自分の「感情」を意識したことはありますか?
感情とは、
・無気力、悲しみ、恐れ、渇望、怒り、誇り、勇気、受容、平安
の9つがあると言われています。
あなたが今感じているのは、下図の左側の感情ではないでしょうか。
自分が感じている感情が何か、案外今まで考えたこともないかもですが、自分が何を感じているのかがわかればしめたものです。
上の図の左側の感情を解放(手放)して、右側の勇気、受容、平安という心落ち着く感情を育てていきましょう。
ただ、感情を解放すると言っても初めて聞くことだと思いますし、ピンときませんよね。
そもそも、出来事というの事実であって、そこに解釈を加えているのは、実はあなた自身なんです。
私は、上司と相性が悪く、適応障害になりました。
上司が私によく言っていた言葉は次のようなものです。
- 普通だったらこれぐらいできると思うんだけど
- もう35歳だよね?もう少し考えた方がいいよ
- 君のやりたいことって何?どうしたいの?
上司は私にとって良かれと思って言っていたのかも知れません。
事実、怒鳴られるようなことはなく、いつも静かに諭すように話してくれていました。
でも当時の私は、上の言葉を責められているように捉えていました。
自分で自分のことを責めてもいました。
そこには、上司に認められない「恐れ」や「悲しみ」、自分が仕事をこなせていないことに対して「誇り」が傷つけられる気持ち、そして自分よりも優秀な人に向けての「渇望」がありました。
話を戻しますが、これらの感情は、実は自分自身が上司の言葉に与えた解釈で、そういったネガティブな解釈を手放すことも実は自由なんです。
もちろん、当時の私もそんなことは考えたこともありませんし、できる気もしませんでした。
それは、あまりにもネガティブな解釈の仕方が私の潜在意識レベルに浸透してしまっていたからだと思います。
でもだからと言って、負の感情を手放すことを諦める必要はありません。
マインドフルネスのときと同じで、最初からうまくいかなくてもいいんです。
何度も何度も繰り返していくうちに慣れていくはずです。
さて、肝心の感情を解放する手順ですが、次の質問を自分に向けて順にしてみてください。
- 今、何を感じていますか?
- その感情を認めることはできますか?
- その感情を手放せますか?
- 手放しますか?
- いつ?
しつこいようですが、うまくできなくてもいいんです。
少しずつ慣れていってください。
この方法の詳細は、次の書籍を参考にしたものです。
人生の目的を考える
あなたは、他人に対して次のように感じたことはありませんか?
- ブレない人だ
- 自分を持ってる人だ
- この人は一貫性がある
- この人は一本の軸を持っている
そして、自分もそうなれたらなぁと思ったことはありませんか?
一貫性を持った人、ブレない人ってやっぱり格好いいですよね。
でもあなたもちょっとしたことでそういう人になることができます。
そのために必要なことは、人生のゴール、目的を決めることです。
だいぶ先の話に感じるかもしれませんが、あなたが死ぬときのことを想像してみてください。
- 死ぬときに何を感じていたいですか?
- そのときの周りの人(家族や友人)の反応は?
- 死んだ後、あなたの家族や友人になんて言われたい?
私が適応障害になった当時、死ぬときのことはおろか、1年先でさえもまともに考えたことはありませんでした。
その日その日をしのぐのがやっとで、今日1日をなんとか生きる、そんな感じでした。
どんな人間になりたいのか、どんな最後を迎えたいのか、目的がないので、上司に叱られればしゅんとなり、家族に褒められれば陽気になる、周囲の人の声が私の評価になっていました。
当然、感情はジェットコースターのように上に行ったり下に行ったり目まぐるしく変化します。
でも人生の目的が決まってからは、その目的、ゴールに向けての選択ができるようになりました。
例えば、私は適応障害にかかった当時、会社でとても多くの残業をしていました。
一番多く残業していたときは、月に300時間を超えていました。
もちろんサービス残業もしていました。
でも適応障害を克服して復帰して以降、特に今では一切残業をしません。
もちろん、周囲の人はみんな残業をしているので、17時に席を立ち、一人でオフィスをあとにすることは未だに少し気が引けます。
でも、自分が目指すゴール、3年後、5年後、10年後、そして最後に至るまでの目的地を考えれば、残業をしている暇はありません。
残業ではなく、早く帰って起業の準備をすることに時間を充てたいからです。
人生の目的がないというのは、目的地もなく旅行にでかけることと同じです。
そうは言っても、「やりたいことなんてわからないよ」「人生の目的なんて考えたことないし」と、そう思ってしまうと思います。
これも先ほどのマインドフルネスやセドナメソッドと同じです。
いきなり答えが見つかるわけはありません。
私も、今でも考え続けています。
これまで考えたこともないことを考えてみても、すぐに「これだ」と思うものは思いつきません。
でも考え続けることで、きっとあなたは今までとは違うあなたになれます。
ちなみに、この人生の目的地の考えかたは、以下の書籍を参考にしたものです。
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- Win-Winを考える
- まず理解に徹し、そして理解される
- シナジーを創り出す
- 刃を研ぐ
今までとは違う人脈を作る
冒頭で、「あなたはとても強い思い込みを持っている」ということを書きました。
その思い込みは、これまでの人生であなたが培ってきた「常識」です。
あなたにとっての「現実」は、常にあなたのフィルターを通して解釈されたものです。
私自身の過去を振り返ると、私はどちらかと言えば勉強ができた人間でした。
そのこともあり、県内でも名の知れた進学校に通い、大学は国立の工学部に入りました。
その後一部(現プライム)上場企業に就職し、35歳で適応障害となりました。
子供時代はそれなりにバラエティに富んだ人間関係の中で育っていましたが、高校や大学、会社と進むにつれて、私の人脈の幅は狭まっていきました。
なんとなく伝わるでしょうか。
私の周りには私のような考え方をする人ばかりが集まり、その共通の評価軸を抜けるとまるで落ちこぼれのように感じてしまうようになっていたのです。
35歳で適応障害となり、復帰後37歳から副業を開始しました。
私がこの5年間を振り返って思うのは、人に会えば会うほど価値観がアップデートされるということです。
この5年間で私が会ってきたのは、主に経営者の方々です。
個人事業主の方もいれば会社を設立して代表をしている人、社長を雇ってビジネスオーナーになっている人、様々な方とお会いしてきました。
そうやって人に会えば会うほど、如何に自分が狭い世界を全てだと思い込んでいたのかがわかるようになっていきました。
注意していただきたいのは、この変化は徐々に起こったものだということです。
衝撃的な出会いであっても、自分の変化するスピードは、実はあなた次第です。
セドナメソッドの話の中で、「受容」という感情を紹介しました。
もしあなたがこれから少しずつでもいいから自分を変えたいと思うのであれば、まずは素直な気持ちで周囲の人を受け容れてみていただきたいのです。
そして、自分とは違う価値観を持った人とより多く接してみてください。
きっとあなたの今の苦しみが何でもないことのように思える日がきます。
私がいろいろな方に会い、影響を受けたことについて、こちらでもまとめていますのでぜひご覧ください。
あなたの成幸を願っています。
2.まとめ
適応障害にかかる人というのは、とても強い思い込みを持っています。
世間一般では、真面目な人と呼ばれることの多いタイプの人です。
適応障害という苦しい時間から脱したいと主のであれば、まずはその思い込みの強さを意識しつつ、次のことを試してみてください。
- マインドフルネス(瞑想)
- 感情を手放す(セドナメソッド)
- 人生の目的を持つ(7つの習慣)
参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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