子供が勉強嫌いで成績は良くないし、宿題もやろうとしないのですが、どうすればよいでしょうか?
何て言えば子供に勉強の大切さをわかってもらえるでしょうか?
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の内容- まずは「勉強ができる」ことの意味を考えてみましょう
- あなたは子供に何を望んでいるのか、具体的に考える時間にしてください
- 僕の息子達は今、何を言われずとも勝手に勉強したり、家事のお手伝いをしてくれたりします
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
子供が勉強をしない、子供が宿題をしない、子供の将来が不安、そんなとき私達親にできることは何でしょうか。
僕は2024年5月現在42歳で、3人の息子の父親です。
子供達は9才、7才、5才で、小学生と幼稚園児でまだ小さいです。
そして僕の周りにもやはり子供の育て方に悩むお父さんお母さんはちらほらいますし、中には子供の発達障害で悩む親御さんもいらっしゃいます。
今回は、「子供が勉強したくなる方法」というテーマで、僕自信の経験談を交えながらご紹介します。
1.子育てに関する不安
子供の将来、やはり気になりますし、心配にもなりますよね。
僕も3人の小さな息子を持つ父親ですので、不安になる親御さんの気持ちはよくわかります。
もしあなたが子を持つお母さんであれば、僕が家事や育児にちゃんと参加しているかというところも気にされているかもしれません。
僕の子育て方法に関してはもう少し後でご紹介しますので、今はとりあえずこのまま読み進めていただけたらと思います。
子供に対して不安を覚えるときというのはどんなときでしょうか。
例えば、
- 学校から帰ってきても全く宿題をしない
- 学校の勉強についていけてなさそう
- 学校で友達と遊んでいないのか、学校の話をしない
- そもそも友達がいるのかどうか、不安
- 教科書やノートを放り出して、片付けをしない
- 小学生になっても言葉が上手に扱えない
- じっとしていられない
- ときどき奇声をあげる
などなど、挙げればきりがないですよね。
しかし、子供が多少暗かったり、無口であったりしても、なぜか学校の勉強ができていると、親というのはほっとするものです。
2.勉強が「できる」ことの意味
学校の成績がよいと親は安心します。
しかし、そもそも「勉強ができる」とはどういうことでしょうか。
これ、意外と多くの親御さんが見落としがちな視点ではないでしょうか。
この「できる」という言葉もいろいろな場面でつかわれますよね。
- あいつは仕事ができる
- あの子は勉強ができる
- 彼は運動ができる
できるっていう言葉を使いはするものの、その意味まで考えたことはありますか?
勉強ができるというのは、学校のテストで良い点をとれるということです。
この辺りは人によって若干解釈が違うとは思いますが、この記事では、
勉強ができる=テストで高得点と考えます。
つまり子供が勉強をできずに悩む親御さんは、子供がテストで高い点数を取れないことを悩んでいるということになります。
3.なぜ子供が勉強をしないと不安なのか?
ではなぜ子供が勉強をできないと不安なのか?
なぜ子供が勉強をしないと不安なのか?
この記事を読んでくださっているのは子を持つお父さん、お母さんだと思いますが、この質問に答えてみてください。
・
・
・
・
・
いかがでしょうか。
言わずもがな、だとは思いますが、勉強をしないと良い高校、良い大学に入れず、良い会社に就職できない。
そう考えられるのが普通だと思います。
僕もそう思います。
学歴社会という言葉がほとんど死語になったとは言え、やはり勉強ができて、良い高校、良い大学に入れる人は、比較的大企業と呼ばれる会社に入り、高い給料を得るようになります。
実は僕自身も割と勉強ができた方の人間で、良い高校、良い大学、そして大企業に就職し、良い給料をもらっていました(2024年3月末で退職し独立しました)。
ですが、そんな一見勝ち組と呼ばれる人生の裏側を想像したことはあるでしょうか。
4.勉強ができた僕はその後どうなったのか
僕は小学校、中学校ぐらいまでかなり成績の良い方でした。
高校でやや失速したものの、中堅の大学に入り、大学院を修了しています。
そのおかげもあり、大企業(プライム上場、資本金30億円の企業)に就職することもできました。
しかし35歳のときメンタルを病み、心療内科で適応障害と診断され、半年間休職することになりました。
この辺りの話は、僕のプロフィールにもご紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
半年間の休職期間で自分に足りなかったものは何か、なぜメンタルを病むことになったのか、ぼんやりと考えていました。
考えていたと言っても、最初の5ヵ月間は本当にただぼーっと過ごしていただけです。
なぜかと言うと、あまりにも精神に負荷がかかり過ぎて、何もできない、何も考えられない状態になっていたからです。
そして休職して6ヵ月が経った頃、ようやく思考力が戻ってきた感じです。
その時に行き着いた答えは、自分の人生を人任せにしていたということです。
つまり、自分の頭で考えず、会社の言うとおり、上司の言うとおりのことをただこなしていただけだったということに気がついたのです。
小さな頃から比較的勉強ができていた僕は、テストで良い点数がとれることで天狗になり、物事を深く考えたり、自分の将来を考えたりすることなく大人になっていました。
社会に出てぶつかる壁、ほとんどの問題、課題には唯一の答えがありません。
人間関係はその最たるものです。
何が自分にとって良い選択なのか、その都度自分で判断し、時には失敗を糧にして成長していくことが求められます。
また、幼少期からテストで良い点数をとることを求められるうちに、自分の価値を他者との比較で量ろうとする価値観を当たり前と思うようになっていきます。
僕も、他者との比較で自分の方が上、自分の方が下、そんな風に考えるようになっていたのです。
会社に入り、自分よりも強い上司に出会うと、僕のちっぽけなプライドはズタズタになり、廃人のようになってしまいました。
さて、ここまで読んで、子供が勉強をできないことをどう感じられるでしょうか。
僕は勉強を必要ないものと言いたいのではなく、勉強することの本質を考えていただきたいなと思っています。
勉強することの本質とは、
答えのない問題、課題を解決に導く思考力を鍛えることではないでしょうか。
その思考力は、実はテストでどれだけ良い点数をとっていても身につくものではありません。
勉強が基礎になることには間違いありませんが。
ではその課題を解決するための思考力はどうすれば身に付くのでしょうか。
5.子供が勉強するようになる方法
「答えのない問題、課題を解決に導く思考力」を子供に身に付けさせる方法には、2つのアプローチがあります。
①子供のあるがままを受け容れること
②親である自分自身が勉強する姿勢をみせること
子供のあるがままを受け容れること
親から見ればどうしても子供は不完全な状態に見えてしまいます。
それはそうです。
30~40年の人生経験を持つ親からすれば、子供は未熟そのものです。
だからこそ子供達は、失敗しながら少しずつ学んでいきます。
僕達親ももともとそうだったはずです。
でも親からするとその子供のペースが苛立たしいのです。
「いや、そうじゃなくて、こうでしょ」
ついついそう言いたくなる気持ちもわかります。
例えば、突然ですが以下の『7つの習慣』は絶対子育てにも役に立つし、あなたの将来の役に立つからぜひ読んでみてください。
そう言われてあなたはこの本を読みたくなるでしょうか。
そうですね。きっと読まないですよね。
恐らくおすすめの理由を事細かに書いたとしても読んではいただけないでしょう。
しかしこのことを子供にしていることに置き換えてみていただきたいのです。
「勉強しなさい」と言われて勉強しない子供と何が違うでしょうか。
人は本来、他人からあれやこれや指示されたり命令されたりすることを嫌います。
勉強や読書の大切さをある程度理解できる大人ですらそうですから、「○○しなさい」と言われて素直に従う子供がいてもなんら不思議なことではありませんよね。
そもそも子供が自分の思い通りに動いてくれると思う前提を変えてみませんか?
まずは子供がやっていることを静かに見守ってみてはいかがでしょうか。
子供は、自分が受け容れられていると感じれば、とても安心して心を開き始めます。
実際、我が家の息子達は、勉強しなさいとか宿題しなさいなど、一切言わなくても勝手に読書をしたり、宿題をし始めたりします。
その代わり、任天堂スイッチやYoutubeなどの時間もたっぷりとっていますが。
でも実は、これらも彼らを賢くし、思考力を伸ばしていると僕は考えています。
ゲームをするために字を覚えたり、Youtubeからいろいろな考え方や言葉を学んでいます。
なぜか一般常識として「ゲームはよくない」「Youtubeはよくない」という考え方が世間には浸透していますが、実はこれらの常識には何の根拠もありません。
ぜひ、子供達が何に興味を持っているのか、それをすることで子供達にどんなプラスがあるだろうか、と考えてみてください。
なぜ子供達はゲームをしたいのか、Youtubeを見たいのか、親の自分達の価値観だけで禁止するのではなく、子供達の本当の気持ちを受け容れてあげてみてください。
そうすることで子供達は安心し、本当の意味で素直に育ち始めます。
親である自分自身が勉強する姿勢をみせること
も一つは、親である自分自身が勉強することです。
衝撃的なことに、社会人の勉強時間の平均値は、一週間でたったの7分だと言われています。
また、全く勉強しない人が96%に上るということですから驚きです。
いきなり結論ですが、親が勉強しないのに子供が勉強するはずがありません。
どんな子供も、まずお手本にするのは自分の親です。
これは信じようと信じまいと結構ですが、厳然たる事実です。
「だって、社会人には必要ないでしょ?」
そう思った方は、この問いに答えてください。
- あなたは、世界の全てを知っているでしょうか?
- あなた以上に優秀な人は周りにいませんか?
- 会社では役員まで出世しましたか?
いずれか一つでもノーであるならば、勉強する余地があるということではないでしょうか。
以前、生後6ヵ月の赤ちゃんを育てている同僚と何気ない会話をしていたときに、同僚が次のようなことを言いました。
「子供ってできないことばっかりだからどんどんいろんなことにチャレンジしますよね」
「大人になるとできることが増えていってあまり失敗とかなくなるんで子供ってすごいなって思います」
僕が感じたのはこうです。
「大人はがあまり失敗しなくなるのは、単にできないことにチャレンジしなくなるからだよ」と。
僕達は大人になるに連れて、びっくりするぐらいに失敗することに臆病になります。
- 人と違うことをすると笑われるんじゃないか
- 人よりも頭が悪いと思われるんじゃないか
- 失敗するのは嫌だから今までと同じことを続けたい
本当の意味で子供達が勉強したくなるのは、チャレンジするために勉強する親の背中を見るときではないか、と今の僕は考えています。
以前の僕は比較的大企業に勤めていましたが、今は何の保証も安定もない個人事業主として独立し、起業しています。
そして新しいことにチャレンジする背中を子供達に見てほしいと思っています。
6.まとめ
小さな子供達は、確かに親がいなければ生きていくことができません。
確かに親の方が子供達よりも人生経験が長く、より多くのことを知っています。
しかし、子供達は子供達なりの価値観で物事を捉え、考えて行動しています。
親である僕達は、「自分達の方が正しい」と短絡的に考えるのではなく、子供達の思い、考えを聴き取り、受け容れつつ、親としての意見を伝えるようにすべきではないでしょうか。
子供達は、親に自分の話を聴いてもらえなかったり、最初から価値観を否定されたりすれば、そのことと全く同じ態度を返してくるはずです。
つまり、親の話も聴いてくれなくなります。
言葉で諭すことは重要なことではなく、親自身が子供の見本になるような生き方をすることが大切です。
子供達は、親である僕達を見て育つわけですから。
この記事があなたとあなたのお子さんにプラスになることを願っています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ビジネスを始めたい、あるいはビジネス交流会に参加してみたいと言う方、また少しでも興味を持っていただいた方は、僕のFacebookからメッセンジャーでご連絡いただくか、こちらのお問合せフォームからお問合せいただければと思います。
僕はメールマガジンでWEBを使ったビジネスの創り方などについて情報発信しています。
下記のフォームからメールアドレスを登録するだけですので、ぜひ登録しておいてくださいね。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。