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【体験談】起業のきっかけはある日突然やってくる!

2024年2月10日

悩む人

起業する人がカッコよく見えます。

起業する人はなぜその道を選ぼうと思ったのでしょうか?

自分にはリスクを冒してまで起業しようという気力がありません。

今回はこんな疑問にお答えします。

この記事の内容
  • 僕はもともと起業したいという気持ちはありませんでした
  • しかしある時会社を休職せざるを得ない事態となり、働けなくなりました。
  • そのとき、実は自分が会社に依存していたことに気付くことになりました。
ちょっと自己紹介
  • 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
  • それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
  • それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
  • 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています

この数年で社会の在り様はだいぶ変わってきました。

1980年代の終わりにバブルが崩壊して以後、日本は失われた20年、30年とも言われ、デフレ経済の真っただ中にあります。

また、コロナ禍を機にさらに社会は変化し、昨今では個人でお金を稼ぐ、個人でビジネスをする、あるいは副業をするという人も珍しくありません。

今この記事を読んでくださっているということは、あなたも起業のタイミングやきっかけを掴もうとしているのでしょうか。

この記事では、僕が起業を考え始めたきっかけ、そして独立・企業に至る5年間で得たもの、起業に必要なマインドセットなどについて、僕の経験を踏まえて紹介します。

あなたが今、独立や起業の道を模索しているようでしたら、きっと参考にしていただけると思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1.僕の常識を変えた出来事

まずは僕が起業を考え始めたきっかけをお話します。

社会のレールを歩いてきた過去

僕はもともと幼少の頃から学校の勉強ができた方だったため、学歴社会を疑いもせず歩いてきました。

父は公務員、母は専業主婦をしていましたし、2人とも厳しかったわけではなかったですが、それなりに世間体なども気にするごく一般的な家庭で育ちました。

大学へ進み、大学院を修了し、そして一部上場企業(現在はプライム上場)に就職するという本当に「中の上」的な道です。

その後30歳の頃に結婚し、元気な3人の男の子に恵まれ、収入も安定している、一見すれば幸せな家庭を築いていました。

この辺りのことは、僕のプロフィールでも紹介していますので、こちらもぜひ一度ご覧ください。

仕事ができない自分

しかしそうした中で僕の中の現実を180度変えてしまう出来事が起こりました。

次男が生まれた頃のことですが、僕は徐々に職場で居場所を失いつつありました。

仕事を前に進めることができなくなっていたからです。

今にして思えば、僕にとっては難易度の高い業務を任されていました。

ただ当時の僕は、それを「自分にはできない」と上司に言えませんでした。

生真面目な性格のせいもあります。

ですが本質的なことを言うならば、僕はプライドが高く、仕事ができない人間は会社に必要とされないと思い込んでおり、「できない」の一言が言えず一人もがき苦しんでいました。

半年間の戦線離脱

自分の前に立ちはだかる難易度の高い業務を前に、僕はなんとか食らいついていこうと必死でした。

3年間ほど必死で働いていた時期がありました。

朝方までサービス残業していたことも珍しくありませんでした。

上司は、恐らく良かれと思い、僕にその仕事を任せてくれていました。

しかし3年ほど経過した頃、仕事の進まない僕、なんとかしたい上司、前に進まない仕事、これらの板挟みの中で、僕のメンタルはついに限界を迎えました。

ダウン、そして休職、という選択をとらざるを得ませんでした。

今でこそ、さっさと休めばよかったと思うし、早くヘルプを出せばよかったのにと考えることができますが、当時の僕にとって休職することは世界の終わりかというほどの絶望感でした。

出世の道は終わったなとか、どんな顔して会社に戻ればいいかとか、妻になんて言えばいいかとか、そんなことを思いながらも、頭はほとんど働いていませんでした。

結局半年間ほど何もできずぼーっと過ごす日々が続きました。

再起

しかし幸いなことに、僕は今こうして立ち直っていますし、起業するところまできました。

休職していた半年間、その最後の1ヵ月は今でも忘れられません。

それまでずっと自分はダメ、自分はダメ、自分はダメ、と自分を責め続けていた僕の中に少しずつ怒りの気持ちが湧き上がってきました。

  • なぜ自分がこんなに苦しむ必要があるのか
  • あんなに会社のために頑張ってきたじゃないか
  • サービス残業だけでも相当にやってきた
  • どうして上司や同僚はもっと早く助けてくれなかったのか
  • 自分だけの責任ではないはずだ

そしてそもそも、どうしてここまで追い詰められたのかを考え始めました。

細かい部分はまた別の記事でご紹介しますが、僕は僕の人生を生きていなかったことに初めて気付くことができました。

『7つの習慣』では、「主体性」という言葉が出てきます。

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)

僕は自分の人生を主体的に生きていなかったのです。

会社の言うとおり、上司の言うとおり、同僚の言うとおり、自分ではなく他人の声に耳を傾け続けてきました。

自分ではなく、他人の評価、他人の尺度で自分を評価してきました。

そのことに気付いたとき、僕は初めて将来の自分の姿、こうありたい未来について考え始めました。

2.仕組み作りを教えてくれた本

今思えば、僕はどちらかというと読書が好きだったようです。

2018年当時、僕はSNSをほとんどやっていませんでしたが、WEBサイトや書籍からの情報収集はやっていました。

その当時の僕に特に影響を与えた本が以下の2冊です。

『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(ロバート・キヨサキ著)

金持ち父さん・貧乏父さん

全世界でベストセラーの『金持ち父さん・貧乏父さん』は、僕にお金持ちの定義、資産の定義を教えてくれました。

お金持ちの定義:仕事を辞めてどれだけの期間生きていくことができるか

つまり、仕事から入る給料がなくなっても生きていけるかどうかということですね。

資産の定義:自分の財布(ポケット)にお金を入れてくれるモノ

これだけ聞くと、え?という感じですが、例えば株式を持っていれば、配当金が支払われます。

これは何もしなくても自分のポケットにお金を入れてくれる「資産」です。

また、不動産や債券などもそうです。

さらに言えば、ビジネスを「所有」することで、ビジネスからの収入を得るという考え方もあります。

キャッシュフロー・クワドラント

ビジネスからの収入については、『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の方が詳しく書かれています。

この本は、僕達人間がお金を得る方法を4つのタイプに分類して定義しています。

それがキャッシュフロー・クワドラントです。

キャッシュフローというのは、お金の流れ、毎月自分のポケットに流れこんでくるお金、ここでは単に収入だと思ってください。

クワドラントは、4つの分類ですね。

この図は、当時の僕にとって本当に衝撃でした。

これまで働いて給料をもらうことしか考えたことがありませんでした。

確かに世の中を見渡せば、自営している人、起業している人、投資家、普通に存在しているのですが、あまりにも視野が狭かった僕には彼らが目に入っていませんでした。

休職して初めて窮地に立ち、自分の人生を理想の未来に導くための解決策の1つとして、ようやくこの本に書かれているビジネスオーナーや投資家という生き方を理解する準備ができたという感じでした。

仕組み作り

たぶん僕は、もともと自分の思ったとおりに回る仕組みを考えるということが好きだったのだと思います。

そのこともあって、僕はビジネスオーナーという響きが大好きになりました。

そしてビジネスオーナーを目指し始めました。

そういう意味で『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』は、僕に起業することを決意させた本でした。

3.そして現実は・・・【マインドが全て】

しかしもちろん、現実はそう甘くはありません。

  • 起業したい?
  • 起業できる?
  • そんな能力ある?

これらの疑問を持つのは当然です。

でもそれ以前に、僕はこれまでと違う現実、違う世界に飛び出すことに対して、非常に憶病でした。

始めるぞ!と思い立った1年目。

結局1年間でできたことは本を読むことだけでした。

今にして思えば本当に情けないものです。

あれほど会社員とは違う道を目指す、と心に誓ったのにです。

1年目にやったことは読書だけ。

驚きの行動力です。

でも2年目からはようやく徐々に行動し始めました。

せどりを始め、THINGiというボードゲームのファシリテーターになり、そして今ではニーズマッチというビジネス交流会で支部を主催しつつ、顧客管理やマーケティングに関するサービスを販売しています。

ここまできたスピードが速いのか遅いのかはわかりません。

たぶんその答えに正しいも間違いもありません。

ただ一つ言えるのは、人が変わるためにはそれ相応の時間が必要だということです。

多くの人が起業したいと思ったとき、最初に考えることは、スキルや能力のことです。

でも実際は違います。

必要なのは「まずやってみる」勇気、マインドです。

4.まとめ

僕はこの、「まずやってみる」を実践するまでに1年かかりました。

あなたはどれぐらいかかるでしょうか。

1年後?1ヵ月後?1週間後?

それとも、明日?

いや、今日?

早ければ早いほどあなたは理想の未来に近づきます。

失敗を怖れないでください。

失敗するからこそ成長し、次のステージに進むことができます。

僕はまだ道半ばです。

ぜひあなたも、僕と一緒に一歩前に踏み出してみませんか?

この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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