体験談 起業

【体験談】起業のきっかけはある日突然やってくる!

こんにちは、kengoです。

この数年で社会の在り様はだいぶ変わってきました。

1980年代の終わりにバブルが崩壊して以後、日本は失われた20年、30年とも言われ、デフレ経済の真っただ中にあります。

また、コロナ禍を機にさらに社会は変化し、昨今では個人でお金を稼ぐ、個人でビジネスをする、あるいは副業をするという人も珍しくありません。

今この記事を読んでくださっているということは、あなたも起業のタイミングやきっかけを掴もうとしているのでしょうか。

僕は2019年から2024年2月現在まで、約5年間さまざまな副業にチャレンジしながら、独立・起業のタイミングを伺ってきました。

そしてこの3月末で会社を退職し、独立・起業の道を進みます。

この記事では、僕が起業を考え始めたきっかけ、そして今に至る5年で得たもの、起業に必要なマインドセットなどについて、僕の経験談を交えて紹介します。

あなたが今、独立や起業の道を模索しているようでしたら、きっと参考にしていただけると思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1.僕の中の現実を変えた出来事

まずは、僕が起業を考え始めたきっかけをお話します。

社会のレールを歩いてきた過去

僕はもともと、幼少の頃から学校の勉強がそこそこできたこともあり、学歴社会を疑いもせず突き進んでいました。

父は公務員、母は専業主婦をしていましたし、2人とも厳しかったわけではなかったですが、それなりに世間体なども気にするごく一般的な家庭で育ちました。

大学へ進み、大学院を修了し、そして一部上場企業(現在はプライム上場)に就職するという本当に中の上的な道です。

さらには、結婚し、元気な3人の男の子に恵まれ、収入も安定している、一見すれば幸せな家庭を築いていました。

この辺りのことは、僕のプロフィールでも紹介していますので、こちらもぜひ一度ご覧ください。

仕事ができない自分

しかしそんな中で、僕の中の現実を180度変えてしまう出来事が起こりました。

次男が生まれた頃のことですが、僕は徐々に職場で居場所を失いつつありました。

仕事を前に進めることができなくなっていたからです。

今にして思えば、僕にとっては難易度の高い業務を任されていました。

ただ、当時の僕は、それを「自分にはできない」と上司に言えなかったんです。

生真面目な性格のせいでもありました。

でももっと本質的なことを言えば、プライドが高く、仕事ができない人間は会社に必要とされない、そう思い込んでいたので、「できない」の一言が言えず、一人もがき苦しんでいたのです。

半年間のダウン

自分の前に立ちはだかる難易度の高い業務を前に、僕はなんとか食らいついていこうと必死でした。

3年間ほど必死で働いていた時期がありました。

朝方までサービス残業していたことも珍しくありませんでした。

上司は、恐らく良かれと思い、僕にその仕事を任せてくれていました。

しかし3年ほど経過した頃、仕事の進まない僕、なんとかしたい上司、前に進まない仕事、これらの板挟みの中で、僕のメンタルはついに限界を迎えました。

ダウン、そして休職、という選択をとらざるを得ませんでした。

今でこそ、さっさと休めばよかったと思うし、早くヘルプを出せばよかったのにと考えることができますが、当時の僕にとって、休職は世界の終わりかというほどの絶望感でした。

出世の道は終わったなとか、どんな顔して会社に戻ればいいかとか、妻になんて言えばいいかとか、そんなことを思いながらも、頭はほとんど働いていませんでした。

結局半年間ほど何もできずぼーっと過ごす日々が続きました。

再起

しかし幸いなことに、僕は今こうして立ち直っていますし、あろうことか起業しようというところまできています。

休職していた半年間、その最後の1ヵ月は今でも忘れられません。

それまでずーっと自分はダメ、自分はダメ、自分はダメ、そう思い続けていた僕の心が、突然全くの逆、怒りの気持ちを発し始めました。

・なぜ自分がこんなに苦しむ必要がある?

・あんなに会社のために頑張ってきたじゃないか

・サービス残業だけでも相当にやってきた

・どうして上司や同僚はもっと早く助けてくれなかったのか

・自分だけの責任ではないはずだ

そしてそもそも、どうしてここまで追い詰められたのかを考え始めました。

細かい部分はまた別の記事でご紹介したいと思いますが、僕は僕の人生を生きていなかったことに初めて気付いたんです。

『7つの習慣』では、「主体性」という言葉が出てきます。

僕は自分の人生を主体的に生きていなかったんです。

会社の言うとおり、上司の言うとおり、同僚の言うとおり、自分ではなく他人の声に耳を傾け続けてきました。

自分ではなく、他人の評価、他人の尺度で自分を評価してきました。

そのことに気付いたとき、僕は初めて将来の自分の姿、こうありたい未来について考え始めました。

2.仕組み作りを教えてくれた本

今思えば、僕はどちらかというと読書が好きだったようです。

2018年当時、僕はSNSはほとんどやっていませんでしたが、WEBサイトや書籍からの情報収集はやっていました。

その当時の僕に衝撃を与えた本が以下の2冊です。

金持ち父さん・貧乏父さん

全世界でベストセラーの『金持ち父さん・貧乏父さん』は、僕にお金持ちの定義、資産の定義を教えてくれました。

お金持ちの定義:仕事を辞めてどれだけの期間生きていくことができるか

つまり、仕事から入る給料がなくなっても生きていけるかどうかということですね。

資産の定義:自分の財布(ポケット)にお金を入れてくれるモノ

これだけ聞くと、え?という感じですが、例えば株式を持っていれば、配当金が支払われます。

これは何もしなくても自分のポケットにお金を入れてくれる「資産」です。

また、不動産や債券なんかもそうです。

さらに言えば、ビジネスを「所有」することで、ビジネスからの収入を得るという考え方もあります。

キャッシュフロー・クワドラント

ビジネスからの収入については、『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の方が詳しく書かれています。

この本は、僕達人間がお金を得る方法を4つのタイプに分類して定義しています。

それがキャッシュフロー・クワドラントです。

キャッシュフローというのは、お金の流れ、毎月自分のポケットに流れこんでくるお金、ここでは単に収入だと思ってください。

クワドラントは、4つの分類ですね。

この図は、僕にとって本当に衝撃でした。

これまで働いて給料をもらうことしか考えたことがありませんでした。

確かに世の中を見渡せば、自営している人、起業している人、投資家、普通に存在しているのですが、あまりにも視野が狭かった僕には彼らが目に入っていなかったんです。

休職して初めて窮地に立った僕は、自分の人生を理想の未来に導くための解決策の1つとして、ようやくこの本に書かれているビジネスオーナーや投資家という生き方を理解する準備ができたという感じでした。

仕組み作り

たぶん、もともと自分の思ったとおりに回る仕組みを考えるということが好きだったのだと思います。

そのこともあって、僕はビジネスオーナーという響きが大好きになりました。

そしてビジネスオーナーを目指し始めました。

そういう意味で『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』は、僕に起業することを決意させた本でした。

3.そして現実は・・・【マインドが全て】

しかしもちろん、現実はそう甘くはありません。

起業したい?

起業できる?

そんな能力ある?

これらの疑問は当然です。

でもそれ以前に、僕はこれまでと違う現実、違う世界に飛び出すことに対して、非常に憶病でした。

始めるぞ!と思い立った1年目。

結局1年間でできたことは本を読むことだけでした。

今にして思えば本当に笑ってしまいます。

あれほど会社員とは違う道を目指す、と心に誓ったのにです。

1年目にやったことは、読書だけ。

驚きの行動力です(笑)

でも2年目からはようやく徐々に行動し始めました。

せどりを始め、THINGiというボードゲームのファシリテーターになり、そして今ではニーズマッチというビジネス交流会で支部を主催しつつ、WEBを活用した安定集客の仕組み作りのサービスを販売しています。

このスピード感が速いのか遅いのかはわかりません。

たぶんその答えに正しいも間違いもありません。

ただ一つ言えるのは、人が変わるためにはそれ相応の時間が必要だということです。

多くの人が起業したいと思ったとき、最初に考えることは、スキルや能力のことです。

でも実際は違います。

必要なのは「まずやってみる」勇気、マインドです。

僕はこの、「まずやってみる」を実践するまでに1年かかりました。

あなたはどれぐらいかかるでしょうか。

1年後?1ヵ月後?1週間後?

それとも、明日?

いや、今日?

早ければ早いほどあなたは理想の未来に近づきます。

失敗を怖れないでください。

失敗するからこそ成長し、次のステージに進むことができます。

僕はまだ道半ばです。

ぜひあなたも、僕と一緒に一歩前に踏み出してみませんか?

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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