子供育てをしながらの起業は無謀でしょうか?
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の内容- 人生において正しいか間違いかを判断基準にしようとすると決断できない
- 子供達を育てるのに一番必要なものは何かを考えると結論がでる
- 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
- それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
- それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
- 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています
僕は現在三児を育てる父親です。
「子育てしながら起業」と言うと、ママさんがフォーカスされることが多いですが、今回は父親から見た子育てと起業の両立について書いてみます。
想像ではなく、リアルに9才、7才、5才の息子達(2024年5月現在)を育てながらの副業、起業についてメリットやデメリットをご紹介します。
これから副業を始めたいとか、起業したいけど不安で踏み切れずにいる、そんな方にこの記事が一歩を踏み出す勇気を与えられたら嬉しいです。
1.子育てしながら起業することのデメリット
最初に子育てしながら起業するデメリットからお伝えしたいと思います。
ちなみに、この記事は完全に僕の主観ですので、全ての人に当てはまるわけではないと言う点はご留意ください。
子育てしながら起業することについて僕が考えるデメリットは、
- 時間が限られる
- 資金が限られる
- 奥さんの了承が必要
まぁやはり、一般的に誰でも思いつくデメリットと大きくは違わないと思います。
正直なところ、僕も世のママさんに威張れるほど家事や子育てに注力できているわけではありません。
参考までに僕がやっている家事・子育ては以下のようなものです。
- 夜ご飯後の皿洗い
- 二階の掃除機掛け(1階はルンバ任せ)(我が家は戸建てです)
- 週末に子供達をお風呂に入れる
- 週末に長男のサッカーの送り迎え
- 週末に奥さんが仕事に行くとき、三人の息子達の面倒を見る(月1回)
やっているように見えるのか、やっていないように見えるかの判断はお任せします。
副業でも起業でも、会社員だけをしているときと比較して忙しくなるのは目に見えていますので、3つめの奥さんの理解は本当に大きいですね。
正直、奥さんが駄目と言えば何もできないというのが実情ではないでしょうか。
時間や資金の前に、奥さんを説得できるかどうかが、僕達父親の起業の道の第一歩と言っても過言ではありません。
僕の場合はどうしたのかと言うと、時間を味方につけました。
最初は副業なんかしてないで家事・子育てをもっと手伝ってよと言われ続けていました。
僕も家族を壊したいわけではないので、その度に家事・子育てに勤しみましたので、なかなか前に進みません。
でも、なんで副業したり、起業したりしたいのか、その理由を切々と語り続けるということはしていました。
すると奥さんの方もだんだん理解を示してくれるようになり、最終的には独立も了承してくれた、という感じです。
結局、言いだしてからここに至るまでに6年かかりました。
でもこればかりは、急いで了承を得ないまま仕事を辞めたりすると、夫婦関係にひびが入りかねませんし、そうなると結局自分の首を絞めることになります。
なので、奥さんが理解してくれないのは、自分の熱意が足らないからだと思って、しっかり対話することをお勧めします。
2.子育てしながら起業することのメリット
メリットは、実はデメリットの部分がそのままメリットにもなっているという感じです。
奥さんや子供達との対話、家事・子育てをしながら少ない時間での作業、このあたりはそのまま独立後に生きてくるスキルではないでしょうか。
子育てをしたことがある方であればよくわかると思いますが、彼らは全く親の思ったとおりには動いてくれません。
- 片付け、しません
- 朝の幼稚園、ごねます
- 朝ご飯、なかなか食べません
- 夜ご飯、残します
- スーパー、駆け回ります
- 旅行、行きたがります
- 車、席取りで喧嘩始めます
- イヤイヤ期、ノイローゼものです
我が家は三男が年長でだいぶ落ち着きましたが、小さい頃の子供達はもう手が付けられません。
でもこの経験があるから、多様な経営者との関係作りも苦になりません。
会社にいると、似たような人たちとのお付き合いになりがちですが、ひとたび外に出てみると、個性的な方々がたくさんいらっしゃいます(自分もその一人ですが)。
経営者というのはやはり、誤解を恐れずに言えば会社員に向かない人達なのだと思います。
でもいろいろな人がいて、それぞれの個性が力を合わせるからこそ、素晴らしいビジネスが生まれます。
そんな多様性をすんなりと受け入れられるのは、子供達と触れ合いながら多様性を学んだからだと言えます。
また、奥さんとの対話も、お互いを理解する「コミュニケーション力」の向上に一役買っています。
家事・子育てをしながら起業するというのは決してデメリットばかりではなく、僕にとってはコミュニケーション力という意味で確かなメリットであることを実感しています。
3.起業する意味を深掘ってみた
そもそもですが、家族に反対されて起業や副業を断念する人も多く見かけます。
僕自身も家族や両親に少なからず反対されつつも、2024年3月末で会社を辞めて独立しました。
当然家族全員に理由を説明し、最終的には「まぁやってみたら」とか「頑張ってね」などの言葉をいただいていますが、なかなか理解されにくいのも事実です。
でもそんな反対意見をおしてまで起業に踏み切る理由は何か?
その理由を、子育てをする父親の視点で語ってみたいと思います。
まず、一番の理由は、死ぬまでに成し遂げたい理想の未来があるということです。
- 死ぬときに後悔だけはしたくない(あの時挑戦すればよかった・・・など)
- 死ぬときは子供達に看取られたい
- お金を生み出すビジネス・仕組みをたくさん考えて実行したい
- 社会環境問題(地球温暖化や少子化)に一石を投じる事業を立ち上げたい
細かく書こうとするととても長くなりますので、抽象的ですがこの辺にしておきます。
そして子育ての視点ですが、将来的には親である自分が先に死ぬわけですが、子供達には当然独立していてほしいものです。
その上で、自分の最期には傍に集まってきてくれるのが理想です。
でも子供達の独立を考えたときに、何が大切かというと、それは親である自分が人生を楽しんでいることだと思うのです。
つまり、自分のために子供達にはしっかり独立してもらいたい、そのためには自分が人生を楽しむことがまず第一、というわけです。
ちなみに、会社勤めを続けることでストレスをため込んで、家の中でイライラするばかり、というのも家族にとっては迷惑千万なわけです。
4.社会に向けたメッセージ
とは言え、ですね。
今の世の中どういうわけか、自分が楽しむ生き方をするのはあまり褒められない。
- 自分のことしか考えてないんだろ
- 父親としての責任を果たすべきだ
- もっと周りの人達のこと考えたら?
家族にさえ、こんなことを言われかねません。
実際に僕も似たようなことを何度か言われてきました。
でもちょっと立ち止まってよく考えてみていただきたいのです。
人のため、人のため、って、自分が楽しくもないのに人を喜ばせることなんてできるでしょうか?
本当の意味で人を喜ばせられる人、家族を幸せにできる人というのは、その人自身が幸せであることが前提ではないでしょうか。
自分を犠牲にして人を幸せになんてできっこありません。
僕はそう思っています。
なので、もっと自分のために生きる人達が増えてほしい。
それが、僕がずっと持ち続けている願いであり、社会へのメッセージです。
5.まとめ
子育てをしながら起業することにはデメリットはありますが、メリットもたくさんあります。
僕がこの記事で届けたいメッセージは、
- 子供がいるから起業は諦めよう
- 自分の好きに生きていきたいから子供はいらない
という形で短絡的に結論を出してしまわないようにしていただきたい、ということです。
子供がいるから得られることが本当にたくさんあります。
ぜひどちらも諦めずに、あなたの手に入れていただきたいと願います。
この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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