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起業するためにはどんなアイデアが必要ですか?【特別なアイデアは不要です】

2024年2月11日

悩む人

会社を辞めて起業したいです!

でも自分には特にこれと言って特殊なスキルがあるわけではありません。

それに、起業アイデアも湧いてきません。

そんな私でも起業できるでしょうか?

今回はこんな疑問にお答えします。

この記事の内容
  • 誰でも最初から素晴らしいアイデアを持って起業しているわけではありません
  • なぜ起業したいのか、本当の自分の気持ちを深掘りしてみるのも効果的です
  • 最初から大事業で一発当てようとするよりも、小規模から始めてコツコツ広げる方が成功率は高いです
ちょっと自己紹介
  • 僕は35歳のときに適応障害になり、会社を半年間休職しました
  • それを機に、会社に依存せず自分の力で稼げるようになることを志しました
  • それから6年後、会社を辞めて独立、起業しました
  • 今は顧客管理とマーケティングのコンサルタントをしています

会社の給与がなかなか上がりません。

政府は賃上げを唱え続けていますが、円安が進み続ける中、企業としても安易な賃上げはしたくないというのが本音でしょう。

円安が進み実質賃金は低下し、会社員の生活は辛くなる一方です。

先が見えない会社員を続け、上司あるいは部下などの人間関係に悩まされるぐらいならいっそ起業して自由に生きていきたい、そう考える人が増えています。

ただ、起業したいと思いつつも「何をすればいいのかわからない」という人も多いはずです。

この記事では、起業アイデアがない人が最初にやるべきことをまとめています。

僕自身の経験を踏まえて、起業とは何か、最初にやるべきこと、アイデアがなくてもできることをご紹介します。

起業が気になる人、会社を辞めたいと思っている人はぜひ最後まで読んでみてください。

1.本当に起業したいのか自分を見つめ直す

最近では起業する人が増え、会社員をしている人でも、「起業してみようかなぁ」と考える人は珍しくありません。

ですが肝心の「何をするのか」「どんな事業で起業するのか」についてはアイデアがないという人は多いです。

アイデアが思い浮かばないという人は、まず以下を読み進めてみてください。

会社を辞めたいだけ

まず自分自信に問いかけてみてください。

自分は本当に起業したいのか。

それとも単に会社を辞めたいだけ、あるいは今の環境を抜け出したいだけではないか。

僕自身、副業を始める前に考えていたことは、今勤めている会社の居心地が良くなかったので辞めたいという気持ちです。

辞めるだけだと収入がなくなりますので、じゃあ起業するか、という消去法で「起業」を考えた時期がありました。

起業とは

今思えば、当時の僕が考えていたのは「起業」ではなく、単に「逃げ」でした。

精神論を語りたいわけではないです。

しかし起業を定義するとすれば、「将来のビジョンを描き、その理想の未来を達成するために事業を起こすこと」です。

その一方で当時の僕が考えていたのは、まず一番に会社から自由になることでした。

別に自由になるために起業の道を選ぶこと自体はおかしなことではありません。

それでもです。

第一の目的は自由になることではなく、会社を辞めることでした。

微妙な禅問答のようでわかりにくいかも知れませんが、とにかく逃げ込むような起業はあまり良い結果につながらないのではないかと、僕は考えています。

しかし一方で何をするかも決めずに会社を辞め、苦労はするかも知れませんが何か気付きを得て起業し、成功させるというケースはよくあります。

結論を言うと、「こうでなければ起業できない」というものは実は何もありません。

正解も不正解も何もありません。

あなたが今正解を探しているのだとしたら、少なくともまだ起業する時期ではないのかも知れません。

周りのお悩みに耳を傾けてみて

でも何か事業を始めてみたいと考え続けることはとても素晴らしいことです。

ですが、ほとんどの人が最初に考えるのは、「自分にできることは何か」です。

自分の能力、自分のスキル、自分の好きなこと、そういった視点から起業することを考えます。

でもそれだけだと実は片手落ちです。

自分にできること、という自分軸に対して、周りの人や社会が何を求めているのか、市場のニーズを捉える他人軸が必要です。

アイデアが思い浮かばないと言う人は、よく周囲の人や世に出回っている商品・サービスの不足する部分に目を向けてみてください。

「こういうものがあったら便利だよね」、そんな感じで社会のニーズに応えられるものが事業のアイデアに変わっていきます。

普段から目に見えるものに不足はないか、不足するものがあればなぜ不足しているのか、何をすればその不足は埋められるのか、そんな思考法を試してみるとよいです。

2.アイデアがなければ探せばいい

もう一つ陥りがちなのは、アイデアを自分の頭の中からひねり出さなければいけないという思い込みです。

普通に教育を受けて、社会人になった人の多くは、自分の力で全て解決できる人が優秀な人、という思い込みがあります。

この思い込みは、僕にもありました。

でも一人で解決できる問題は、実は多くありません。

起業のアイデアが思い浮かばないなら、以下のことを試してみてはいかがでしょうか。

人に会う

まずは人に会うことです。

最初にこれを書いた理由は、これが一番重要なことだと思っているからです。

これまで副業をしてきた数年間、自分でビジネスをしてきた経験から言えば、起業しようと思ったとき、本当に重要なことは自分のマインド、価値観を書き換えることです。

  • アイデアないから何もできないよ
  • 経営者に会ったって何もわかりっこないし
  • そもそも相手にしてくれるわけないよね
  • 自分には起業する力なんてあるはずない
  • あえてリスクを冒す必要はないよ

こうした今まで積み上げてきた「常識」や「現実」は、僕達の頭の奥深く、潜在意識のレベルに浸透しています。

この潜在意識のレベルを書き換えるのは、並大抵のことではありません。

潜在意識を書き換える第一歩は、環境を変えることです。

そこで一番お勧めしたいのが、とにかくいろいろな人に会うことです。

僕が今会社を辞めて起業しようと思えているのは、ニーズマッチやマーチャントクラブのようなコミュニティで、何百人もの経営者の方に会ってきたからだと言えます。

何から始めたらいいのか、アイデアが思い浮かばない、そんな方はまず既に起業している人、経営者の方に会って質問することから始めてみてください。

「自分は何から始めたらいいですか?」と。

本を読む

人に会うことほど自分への影響は大きくありませんが、最初に人に会うのにも勇気がいります。

人に会うのが怖いという方でもすぐにできる方法として、本を読むという手段があります。

実を言うと、僕も会社を辞めたいと思いつつ最初の一年間でやったことは、本を読むことだけでした。

これも今だからこそ笑いのネタにできますが、「起業したい」とか「会社を辞めたい」と思っているのに行動には移さず本だけを読んでいたというのは、実は大きな変化を望めません。

僕はその次の年から行動を開始して今に至りますが、徐々にではあっても、自分の潜在意識レベルへの影響があったのでしょう。

いきなり行動は無理、と言う方はまず本を読むことから始めてはいかがでしょうか。

僕のお勧めは、『7つの習慣』『金持ち父さん・貧乏父さん』『思考は現実化する』などです。

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)

『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)

『思考は現実化する』(ナポレオン・ヒル著)

投資をする

行動に移すのが難しいと言う方へのお勧め、2つ目は投資することです。

例えば株式投資などから始めてみるというのも手です。

これまで会社員しかしたことがないと言う方は、まず自分の力でお金を稼ぐという経験をするだけでも得られるものは大きいです。

株式投資は、証券口座を開設して現金を証券口座に振り替えるだけで始めることができます。

100株単位で購入することができますし、1株千円の企業であれば、10万円あれば投資することができます。

なお、投資はリスキーだと思うのであれば、そもそも起業などできはしません。

せどりをする

せどりと言うのは、商品を安く買って高く売る、いわゆる転売ビジネスです。

僕が最初にやった副業がこのせどりでした。

やること自体は非常にシンプルですが、作業的にはわりといろいろなことをしなければいけないため、楽なビジネスではありません。

しかし初心者でも確実に利益を出す事ができるのでお勧めです。

僕は3人の子供を育てながらやっていましたが、半年ほどで月の売上は100万を超え、最終的には月に200万を売り上げるまでになりました。

一言でせどりと言っても本当にいろいろありますので、どんな方法が自分に合っているのか、誰かに教えてもらうのかなど、検討してみるとよいです。

ブログアフィリエイト

ブログアフィリエイトは、ブログで他人の商品を紹介し、ブログの読者が商品を購入すればそのうちの数%を手数料としていただくことができるというビジネスモデルです。

せどりとの共通点として、人の商品を取り扱う点があります。

異なる点としては、体を動かす必要がないことでしょうか。

ちなみに、僕がやっていたせどりは店舗せどりと言って、実店舗で商品を購入していましたので、行動量は多かったです。

せどりでも、ECサイトから購入して、ECサイトで販売する方法もありますので、一概に行動量が多い方法ばかりでもありません。

ブログアフィリエイトは、最初に商品が売れるまでに100記事以上は投稿する必要があると言われています。

近年では、ブログを書く人も増えていますので、今はそれ以上かもしれませんね。

せどりと比較すると、収入を得られるようになるまでの期間が長いので、途中で諦めてしまわないように注意が必要です。

フォロワーを増やす

これは、直接お金を稼ぐ方法というわけではありませんが、お金を稼ぐことそのものに抵抗があるという人も少なくありませんので、その場合はまずフォロワーを増やすということから挑戦してみてはいかがでしょうか。

Instagram、Tiktok、Youtube、X(旧twitter)など、拡散型のSNSを毎日のように投稿していると、フォロワーが増えていくようになります。

実は、人を集めることができるというのは、ビジネスにおいて非常に優位で、簡単にリーチできるフォロワーが数千人、数万人といる人は、フォロワーに向けて商品を販売することも可能になります。

フォロワーを増やしておけば、後に何かビジネスを始めたいと思ったときに、とても有利です。

他人のサポート

最後に、一人社長や個人事業主をサポートする事業について触れておきます。

これは、ワードやエクセルなどを使える人向けですが、事務作業を代行するという方法です。

一件当たりの単価はそこまで大きくはできませんが、一人社長さんや個人事業主さんは、忙しいうえに事務作業も多く、実際に人の手を借りたいと思っている人はたくさんいます。

普通に会社勤めをしていれば、ワードやエクセル、メールの設定など、大抵の事務作業はこなせると思いますので、このようなサポートもあるというのを頭に入れておいていただけたらと思います。

3.最初はお勧めしないチャレンジングな方法

一方で、最初はお勧めしないビジネスというのもあります。

例えば、コンビニのフランチャイズ権を購入してコンビニを開業するなど、初期投資の大きなビジネスを始めることです。

ビジネスがどういうものなのかわからずに、初期投資の大きなビジネスを始めると、失敗した時のダメージが大きく、下手をすると再起不能になってしまいます。

なので、最初は自分のスキルを活用した無形商材を扱うことをお勧めします。

4.まとめ

あなたは起業したいと思っていますか?

自分の本当の気持ち、信念、将来の夢など、自分にとって何が幸せなのか、まずはしっかり考えてみてください。

そして起業したくてもアイデアが思い浮かばないと言う場合は、人に会ったり、本を読んだり、自分の力だけに頼るのではなく、人の力を上手に活用する方法を試してみてください。

最初は小規模なビジネスから始めて、少しずつ大きくしていくことで、成功率はぐっと高くなるはずです。

この記事があなたにとって何らかの参考になれば嬉しいです。

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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